企業理念とビジョンを語るとき人は| 第135回
前半は最近見つけた有能なペンのこと、最近の良い買い物についてなどを語っています。
後半は「企業理念やビジョンが違うと感じた時どうするか」というご質問です。
(ポッドキャスト本編の13:17~)
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はい、改めて海東です。
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鶴岡です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
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ではご質問をお願いします。
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はい。
読みます。
読みます。
いつもありがとうございます!
質問させてください。
質問させてください。
海東さんは企業理念やヴィジョンなどを大事にしていると思います。
クライアントさんにも言語化することを勧めていらっしゃると思いますが、
(これ違うような気がする)となった場合に、どのようなアドバイスをされていますか?
例えば「有名になりたい」というのは、ヴィジョンになりますか??
From:天性の天狗
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ほう、天狗!
いいですね。
いいですね。
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いいですね~。
ありがとうございます!
ありがとうございます!
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企業理念みたいなの、あるんでしたっけ?
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特に、私は作ったりしてないですね。
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了解です。
今年40になったんですけど、それまでご相談を人から受けた時って、「あなたがそう考えるならそれでいいんじゃない?」ってスタンスが結構強くて。
でも、相談に来てくれてるから、外部的視点が欲しいから「それはさておき、僕の意見も聞きたいんだろうな」って思い始めたりしたのが、割と最近で。
今年40になったんですけど、それまでご相談を人から受けた時って、「あなたがそう考えるならそれでいいんじゃない?」ってスタンスが結構強くて。
でも、相談に来てくれてるから、外部的視点が欲しいから「それはさておき、僕の意見も聞きたいんだろうな」って思い始めたりしたのが、割と最近で。
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はい。
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その視点に立つと、結構ちゃんと言うんですよ。
その人の為になると思えば。
その人の為になると思えば。
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うんうん。
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けなしたりとかじゃなくて、それを否定することで次が上がると見込めれば言う。
仕事関連とかビジョンとか、「これやりたいけどどうしたらいい?」みたいな相談を結構を今年受けてて、「それはちょっとピンと来ないな」「ピンと来てなくないですか?」って話を言えるようになったんですよ。
仕事関連とかビジョンとか、「これやりたいけどどうしたらいい?」みたいな相談を結構を今年受けてて、「それはちょっとピンと来ないな」「ピンと来てなくないですか?」って話を言えるようになったんですよ。
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はいはい。
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やっぱり、聞きに来てくれてる限りは言った方がいいな、と思い始めたんですけど。
こっちから進んで言ったら求めてないので。
こっちから進んで言ったら求めてないので。
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そうですね。
聞かれたら答えやすいですよね。
聞かれたら答えやすいですよね。
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前は、聞きに来られてたのに、なんか尊重しすぎてたんです。
お金を貰ってたら別ですよ、言うことが仕事なんで言ってましたけど。
お金を貰ってたら別ですよ、言うことが仕事なんで言ってましたけど。
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うんうん。
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まぁ、「有名になりたい」ってヴィジョンが来たら、「それ多分違う」って言うと思うんですけど、でも『違う』っていうのは、
そういう原動力があるのは認めなきゃいけない。
そういう原動力があるのは認めなきゃいけない。
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そうですね。
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でしょ?
「有名になりたい!だから頑張ってる!」っていうのであれば、多分英語で言うbelief、信念ですね。
「有名になりたい!だから頑張ってる!」っていうのであれば、多分英語で言うbelief、信念ですね。
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うん。
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信念として自分が有名になるっていうのを持ってればいいと思うんですけど、そこで止まっちゃうと、じゃあ有名になる定義はどういうことなのか。
「テレビに出る」なのか、「インスタで何十万人」なのか、わからないですけど、それをまず決める。
「テレビに出る」なのか、「インスタで何十万人」なのか、わからないですけど、それをまず決める。
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うんうん。
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そこ行った時に意気消沈する可能性があるので、だからやっぱり信念は信念として持ちつつ、理念とビジョンを作っておいた方がいいと思うんですよ。
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うん。
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信念は自分の心の中から自分を湧きたてる、強い思いなので。
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「有名になる」?
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うん、有名になるも充分信念として成立するし、
「モテたい」とか「何億円企業を作る」とか、
全部、なんでもありだと思います。
ただ、理念、ビジョンを作るっていうともうちょっと意味合いが変わってきて、多分人を巻き込むときに使うんですよ。
「モテたい」とか「何億円企業を作る」とか、
全部、なんでもありだと思います。
ただ、理念、ビジョンを作るっていうともうちょっと意味合いが変わってきて、多分人を巻き込むときに使うんですよ。
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うんうん。
「自分はこれがやりたい!」って。
「自分はこれがやりたい!」って。
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そうそう。
例えば「こういうプロジェクトやりたい!自分だけじゃできない、手伝って!」っていうときに、理念とかビジョンを語って巻き込んだ方が、多分有利なんですよ。
例えば「こういうプロジェクトやりたい!自分だけじゃできない、手伝って!」っていうときに、理念とかビジョンを語って巻き込んだ方が、多分有利なんですよ。
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はい。
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理念とビジョンって弓矢で言うと簡単で、理念は弓矢の本体ですね。
材質です。私たちはこうありますっていう。
材質です。私たちはこうありますっていう。
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うんうん。
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で、ビジョンは行く先ですね。
弓矢で、的なんで、放って「僕はあの的にいきたいんで一緒に目指してくれ」っていうところになるので、やっぱり信念とはちょっと変わってくるんですよ。
弓矢で、的なんで、放って「僕はあの的にいきたいんで一緒に目指してくれ」っていうところになるので、やっぱり信念とはちょっと変わってくるんですよ。
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うん。
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一番わかりやすい例が、志の話をするときに私が時々言うんですど、「私の夢はベンツを持つことです」って言われると、まぁ、「頑張れ」って。
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うん、そっかそっか、頑張れ(笑)
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あと、「私の夢は、保育士さんになることです」も、「ああ、わかったよ、応援するよ」ですけど、「私の志はベンツを持つことです」ってちょっと変でしょ。
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うん、そうですね。
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でしょ?
「私の志は保育士になることです」もちょっと変。
「私の志は保育士になることです」もちょっと変。
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うん、もう一歩先が。
それでなってどうなのっていう。
それでなってどうなのっていう。
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そう!!!さすが!
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(笑)
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要は、社会とのアクセスを掛け算してないと成立しないんですよ。
例えば、「ベンツを持って、このレースに出て、子供に夢を与える」だと志になるし、「保育士になって子供と関わることで、親の価値観とかも変えて、もっと楽しい世界にする」っていう、社会とのアクセスが描かれると、初めて志になると思うんです。
例えば、「ベンツを持って、このレースに出て、子供に夢を与える」だと志になるし、「保育士になって子供と関わることで、親の価値観とかも変えて、もっと楽しい世界にする」っていう、社会とのアクセスが描かれると、初めて志になると思うんです。
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はい。
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理念とビジョンはその性質があって、社会とのアクセスを引っ掛けておかないと、あんまりピンとこないんですよ。
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うんうん。
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もっと言うと、「私は有名になりたい」って、ホームページの一番目立つとこに書いてあったら引くじゃないですか。
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(笑)
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いやいや、知らないですけど(笑)
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うんうん、まぁ、「頑張れ」って(笑)
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そう。
でも、「私が有名になることで、こんな素人でも有名になることができるということを、次の世代に伝えたい」ってところまでもし書いてあれば、インフルエンサーになりたい人とかは、多分反応するわけですよね。
でも、「私が有名になることで、こんな素人でも有名になることができるということを、次の世代に伝えたい」ってところまでもし書いてあれば、インフルエンサーになりたい人とかは、多分反応するわけですよね。
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なるほどね。
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なのでやっぱり理念ビジョンは人を巻き込む時に使うものっていう観点で言うと、社会とのアクセスとの掛け算が無いと厳しいと思うので、その辺を言葉の定義として、信念はこれ、理念はこれ、ビジョンはこれ、みたいなのを持っておくといいんじゃないかと思います。
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なるほど。
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その上で、例えば料理研究家の人が、「私のビジョンはレストランを持つことです」って言ったら、先ほどの話の続きで、ちょっとピンと来ないってわかるじゃないですか。
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はい。
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それってつまりは、レストランを作ることってゴールじゃなくて途中経過なんですよ。
レストランを持つことで何かしたいことがあるはずですよね。
それを描かないとゴールが見えないから、「レストラン作りたいんです!お金出してください!」って言われると、「別に貴方じゃなくてもいいじゃない」ってなる。
レストランを持つことで何かしたいことがあるはずですよね。
それを描かないとゴールが見えないから、「レストラン作りたいんです!お金出してください!」って言われると、「別に貴方じゃなくてもいいじゃない」ってなる。
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うんうん。
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でも、「レストランを作って地元に恩返ししたいんです」とかって話になってくると、「なるほどね、だったらいいかな」って心を動かす人が出てくる。
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はい。
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だからこれ、ゴールとして描けてない可能性があるかなって気がします。
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なるほど。
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あとはもうよっぽど「ほんとにピンときてます?そもそも今スラスラ言えてないじゃん」って。
別にスラスラ言えることが第一条件ってわけじゃ全然ないですけど、色々感じた上で、さらに言えてなければ、「どこかで借りてきたやつ言ってるんじゃないんですか?」ってなる。
別にスラスラ言えることが第一条件ってわけじゃ全然ないですけど、色々感じた上で、さらに言えてなければ、「どこかで借りてきたやつ言ってるんじゃないんですか?」ってなる。
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はいはい。薄い。
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そう。IT企業立ち上げた人が、まずは役員報酬一千万円を目指すのって、誰かが一千万目指してたからなんですよ。
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ふ~ん。
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ほんとに一千万を稼いでるのを想像したら、東京で済むには一千万じゃちょっと少ないじゃないですか。
そんなにいい生活できない。
そんなにいい生活できない。
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はいはい。
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会社の年収一億っていうのも誰かが「億を超える!」っていってるだけで。
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で、それに乗っかってるだけ。
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そうそう。
自分自身の言葉とかになってないので、その辺は、ちゃんと自分の言葉になってるのか、ゴールをちゃんと描けてるのかっていうことは、相談されれば、言うことはあるかなという気はします。
自分自身の言葉とかになってないので、その辺は、ちゃんと自分の言葉になってるのか、ゴールをちゃんと描けてるのかっていうことは、相談されれば、言うことはあるかなという気はします。
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うんうん、なるほど。
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答えになってるのかな。
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なってると思いますよ。
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『例えば「有名になりたい」はビジョンになりますか』でいうと、ならないような気がする。巻き込むパワーが足りないのね。
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もう一歩。
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もう一歩やった方がいいかなっていうところです。
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一人で作るのが難しかったら、海東さんにお願いするとか、一緒に考えるとか?
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あぁ、そうですね!
全然やりますけど、僕はビジョン作りのプロじゃないので、持ってきてくれたビジョンが、実際に大きくしたビジネスに使えるかどうかっていうところは見れますけど。
全然やりますけど、僕はビジョン作りのプロじゃないので、持ってきてくれたビジョンが、実際に大きくしたビジネスに使えるかどうかっていうところは見れますけど。
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うんうん。
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ビジョン作りのプロがいいんじゃない?というところで、答えになってますか?
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はい!なってると思います。
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じゃあお願いします。
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はい、このPodcastでは質問を受け付けています。
メールマガジンにご返信いただく形で質問を送ってください。
お待ちしております。
メールマガジンにご返信いただく形で質問を送ってください。
お待ちしております。
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よろしくお願いします。
ありがとうございます!
ありがとうございます!
![](/files/user/tsuru.jpg)
ありがとうございます!
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