あなたの会社の製品、見込み客が購入してくれたら、
やっぱり、嬉しいと思うんです。
メリットをプレゼンテーションして、
どんな経験の中に身を置くことができるのかを実感してもらって、
そして、契約。
とても有意義な時間です。
この、見込み客を契約まで導き、その後のどのような関係を築くべきなのか
階段にして表した理論があるので、紹介します。
Transtheoretical Model(TTM)と呼ばれるものです。
直訳すると、理論を超えたモデル、となります。
曰く、顧客になるべき人が上る階段は、
- 検討以前
- 検討
- 準備
- 行動
- 維持
の5段階である、と。
例えば、オレンジジュースをイメージしてみてください。
(製品名:ABCオレンジジュース、としましょう)
この商品に対する顧客の行動を、5段階で表すことができる、
というものです。
- 検討以前
この段階の人は、ABCオレンジジュースを無視しているか
(ABCオレンジジュースって何のこと?)
もしくは、欲しいと思っていません。 - 検討
この段階の人は、ABCオレンジジュースを意識しています。
そして、それを試してみようと思っています。
(うーん、いつか飲んでみたいなあ。) - 準備
購入する計画を立てています。その商品を買おうと思っています。
(美味しそうな色だなあ。どんな味なんだろ。産地はどこなんだろう?値段は?) - 行動
購入に至る段階。
(買うよ!はい、お金!) - 維持
見込み客に、最終的に至って欲しい段階です。
ここまで来ると、ABCオレンジジュースは彼らの生活の一部です。
「オレンジジュースと言えば、ABC!」の状態です。
この段階をきちんと考えた販売戦略を練っているか、
振り返ってみることも大切です。
「検討以前」の見込み客に、値段の話をしていないか。
(そもそも興味がないので、値段の話をしても進展しません。)
「準備中」の人に「美味しいですよ!」と言っていたりしないか。
(そんなことは知っている。今は、成分を知りたいの。)
「行動」している人に、今更くどくどと値段の話をしていないか。
(もう、買いたくて仕方がない。値段の件は解決している。)
といった具合。
顧客の行動と、自身のプレゼンテーションが合致しているか、
常に観察する気持ちが大切です。
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