ハーフパンツ vs 八分丈

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新製品・新事業を開発したい

ハーフパンツ vs 八分丈

From:海東和貴
自宅の書斎より

不定期ですが、スタッフにメールを出しています。
昨日は、こんなメールを出しました。

* * *

先週、僕は出口さんと話をしていました。

その日は、まだ暑い日でした。
本当はハーフパンツで出かけたかったけれど、
思うところがあって黒のパンツの裾を少しだけ折って、
八分丈くらいの長さにして出かけました。
(これが結果オーライだたんだけれど、この話はまた別の機会に。)

出口さんとは、出会って1年半くらいです。

彼と出会ったその日から、
彼が僕に伝えてくれていることがありました。
それは、この世の中の原理原則のような部分。
頭では「なるほどな・・・」と思って理解はしていました。

でも、それが本当の意味で腹オチしたのは、つい最近。
理解に実感が伴ったというか。
使いこなせるようになったのが、
彼と出会って1年以上が経ってから。

この7月は、僕の中に怒りの感情が渦巻いていました。
何に対しても、常に「怒り」で反応してしまう時期でした。

このとき、幸運にも、ふっと思い出したんです。
どこかで聞いた言葉。

「お前の感情は、真実ではない。」

つまりは、怒りは真実ではないということ。

そこから、出口さんがずっと言い続けてきてくれたことと、
びびびびび!と結びつきました。

敢えて出口さんとは違う表現で書いてみます。

例えば、自分がもの凄く好きな人に対して、
時に「うるさいなー、今はひとりにしておいてくれないかな。」
だったり
「あー、どう伝えてもわからないんだなあ。どっか行って。」
と思うことってあります。

でも、実際には、この思いより更に深い深い部分で、
その人への愛情だったり、その人と歩む未来だったり、
その人と一緒に世界を良くするイメージだったり、
というものがあるはずなんです。

言うなれば、海。
深い部分では自然の力で大きな海流ができているけれど、
例えば水面に石油を垂らすと、
瞬間的にその深いところの流れを忘れて、
表層を漂う石油に気を取られている状態。

もちろん、石油は取り除かないといけないのだけれど、
その「海」の本質は石油ではなくて、
もっと深いところにあるはずなんです。

要は、「区別」すれば良いということ。

実際、人は短期的な感情によって、
それこそ表層を漂う石油によって、
意思決定をしていることが多いです。
その「感情こそが真実」だと思ってしまっていることが
多いと思うんです。

もちろん、僕自身も、です。

出口さんは、こういいう表現をします。
人には「心」と「魂」がある。
本当に大事なことは「魂」にある。
でも、人は「心」で「魂」を見失って、
時におかしな判断をする。

何が言いたいか。

プロジェクトの遂行にあたって、
時に感情的になったり、
貧困な表現力で何かを伝えてしまうことって、
これからもあると思います。
でもそんときに思い出してほしいと、思っています。

「海東はああいってるけど、本質的な部分では、
自分と一緒に、もっと良い世の中をつくりたいと思っているんだよな。」

と。

僕は、自分が好きになれない人とは、
一緒に仕事ができません。
それは、クライアントもそうです。
そして、スタッフも、パートナーも、です。

この人のことが好き、この人と世界を変えたい、
これが「魂」にあります。

でも、時に石油が落っこちてきて、
「心」におかしな感情を持ちます。

そんなときに、変なことを言っても許してね、
という、今日は私のわがままを伝えるメールです。

一緒に、より良い世の中をつくりましょう。
今日も一緒に動いてくれて、ありがとう。

 

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