生産性を上げたい
大変な仕事を簡単に片づける方法(続き)
From:海東和貴
子どもの幼稚園近くのカフェより
前回の記事で、
細分化すれば、
大変な仕事なんてない。
細分化する時間を、取っているか。
ということを書きました。
この「細分化」というものを
私は特に「因数分解」と表現しています。
因数分解は、最初はピンとこない人が多いです。
つまり
「言わんとしていることはわかるけど・・・、
実際、自分の仕事にはどう活かすの・・・?」
という感覚です。
これの糸口となるのは、
「歯磨き」です。
この、歯磨きという言葉。
自分の生活の中でどのように使うか
思い返してみてほしいのですが、
多くの場合、
「さて、歯磨きして寝るか。」
と、「1つのアクション」として
扱われている場合が多いのです。
私は、クライアントに
この「1つのアクション」である「歯磨き」を
25のアクションに因数分解して、
というワークに取り組んでもらったりします。
歯磨きを、25のアクションに
因数分解したとしたらどうなりますか??
特に「正解」というのはありません。
とにかく、25個に分けられればOKです。
例えば、私の場合、
1. 右手を伸ばす
2.ブラシを取る
3.左手を伸ばす
4.電動ブラシ本体を手に取る
5.本体とブラシを接続する
6.本体を左手に持ち帰る
7.右手で歯磨き粉を取る
8.ブラシに歯磨き粉をつける
9.歯磨き粉を元の場所に戻す
10.ブラシを少しだけ水に濡らす
11.ブラシで歯全体を軽く撫でて歯磨き粉を全体に塗る
12.上の歯の前側を磨く
13.上の歯のトップを磨く
14.上の歯の裏側を磨く
15.下の歯の前側を磨く
16.下の歯のトップを磨く
17.下の歯の裏側を磨く
18.歯ブラシを置く
19.口をすすぐ
20.ブラシを水ですすぐ
21.ブラシと本体を分離する
22.ブラシの水を切る
23.本体をタオルで拭う
24.本体を充電器に戻す
25.ブラシを元の場所に戻す
26.デンタルフロスを取り出す
27.デンタルフロスを適量取る・・・
と、既に目標である25を超えてしまいました。
これを冷静に見返すと、
例えば、ですが、
「1.」~「10.」は人に任せられるな、
だったり、最終的には
「これだけアクションが明確なら」
と、全てを人に任せることも検討できるはずなんです。
あなたの仕事において、
「ひとつのアクション」として
扱われているけれど、
実は因数分解することによって、
人に任せられる可能性のあるものって、
きっとたくさんあるはずです。
まずは、それをやってみる。
そして、因数分解を練習する過程で、
「大変だ」と思っている仕事を、
因数分解してみる。
すると、自分で抱え込まなくても
人を頼ることでいとも簡単に実現できたり、
人には任せられないけれど
道筋が見えたことで「大変」ではなくなる、
といった効果を見込めるはずなんです。
改めて。
細分化すれば、
大変な仕事なんてない。
細分化する時間を、取っているか。
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