なんで15分、待てないの?

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生産性を上げたい

なんで15分、待てないの?

From:海東和貴
丸の内のオフィスより。

表参道の路地裏のカフェ。
私は、ある人を待っていました。
会うのが楽しみな、ある人。

約束の時刻から10分を過ぎて、メールが入りました。
「あと10分で着きます。ごめんなさい!」

10分プラス10分なので、恐らく20分遅参の見込みです。
う、残念・・・。

私は、返信します。
「そっか。今日はナシにしましょう。
またの機会をつくりましょう。」

相手が急いでくれていることはわかります。
とても一生懸命に、
何とか間に合おうと走ってくれていることも、察します。

でも、私は帰るんです。
なぜか・・・。

この話を進める前に、
ひとつだけ、前提事項を確認をしたいです。

それは、
人と人の間にはひとつの口座がある、ということ。
口座とは、銀行口座のようなものです。
ただし、そこに貯まるのは、お金ではなくて信頼です。

人と人との関わりでは、
常に信頼口座の残高が推移します。

やるといったことをやらなければ、
信頼残高は減ります。
期待値以上のことをやれば、
信頼残高は増えます。
ちょっと、極端に簡単すぎる例ですね。

「まぁ、よくわからないけど、
あの人が言うなら間違いないだろう。」
という意思決定がなされるときってありますよね。
それは、その人との間の信頼口座に、
残高がたくさんあるからなんです。

逆に「あの人、ああは言ってるけど、
どうせたいしたことはないだろう。」
あしらうような思考で接してしまう人もいます。
その人との間には、信頼残高がない、ということです。

人との交わりにおいては、
常に信頼口座の残高が推移します。

相手にとって良いことをすれば、残高は増え、
相手の期待値を裏切れば、残高は減るわけです。

私が、待ち合わせのときに相手が15分以上遅れたら帰る理由。

それは15分待って相手が来なくても、そのときに帰れば、
特に信頼残高を毀損せずに、相手との関係性を保てるからです。

逆に20分待って、
相手が息切れもせずに爽やかに登場したら、
余計な感情が生まれて、残高を毀損しかねません。

「 20分遅れで着ける。」と連絡が来たにも関わらず、
25分遅れで到着したら、
それはそれで、思うところが出てきます。

無駄に、残高を毀損してしまう。

でも約束から15分で帰ってしまえば、
余計なことは考えずに済みます。

「あーあ、15分待ったけど来なかったね。」
で終わります。

人との間にある信頼口座の残高、
増やすことを意識することも大事だよ、
これは、私が折に触れて発言していることなので
「何度もきいたよ」
と思うかもしれません。

ただ、今日はその切り口に加えて、
相手への信頼残高を「無駄に毀損しない方法」の参考例として、
今回はこの記事を書きました。

お役に立ちましたら幸いです。

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