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飲食店:お客様が「もっと店に行こう」と努力する
From:海東和貴
自宅の書斎より
さて、このシリーズの大前提なのですが、多くの場合、
飲食店が「お店に人を呼ぶ」ためにお金は、
新規顧客開拓費用 < 既存顧客への投資
であった方が良い、ということをお伝えしています。
(そしてこれも共通して、これらの内容は飲食業に限らず、
水平的に捉えて応用することが可能です。)
端的に言えば、
「もっと、顧客との縁(パイプ・水路)を
深く広くする努力をすると良いよ!」
ということ。
前回の記事は、「帰ってきてほしいお客様」に、
「帰ってきてほしい」というメッセージを伝えること、
というテーマで書きました。
今回は、違った切り口で。
ある人の言葉を借ります。
この人はスタッフ教育のプロフェッショナル。
賃金と“やる気”の相関について研究している、
その人の言葉。
お金は、人をやる気にさせる。
承認は、人に努力をさせる。
これは、逆説的に捉えたとき
「お金で、人に努力させることはできない」
ということになります。
このことを、飲食店における
集客に置き換えてみましょう。
割引券などは、人をやる気にさせる。
(割引によって、店に来る気になる。)
承認は、人に努力をさせる。
(承認によって、「もっと店に通おう」と努力する気になる。)
飲食店で、顧客を承認するとはどういうことか。
それは、来店実績を評価する、ということです。
JALマイレージバンクなどが良い例です。
搭乗実績によって、
クリスタル ⇒ サファイヤ ⇒ ダイヤモンド
とステータスが上がっていく仕組み。
例えば、来店頻度か売上実績によって、
顧客に「クリスタル」というステータスを与えます。
それを顧客に知らせ、特典を提供することで、
「認めてくれるなら、もっと頑張ろう。」
「(そして、このステータスから下に落ちないように頑張ろう。)」
という意識が働きます。
飲食店に、マイレージサービスはいかが?という話。
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