生産性を上げたい
“モチベーション”をコントロールする方法
From:海東和貴
自宅の書斎より
私は、事あるごとにクライアントに向けて、
“モチベーション”は幻想であると伝えています。
モチベーションの有る無しなどは幻。
幻である、と。
実際には「やる気が満ちあふれている状態」と
「やる気が全くない状態」ということはあり得ます。
あり得ますが、そんなことをビジネスに持ち込んでいては、
もったいないのです。
やる気があろうとなかろうと、
やらなくてはならないことはやらねばならず、
やらなくて良いことはやらなくて良いのです。
そうであるならば
「モチベーションがないからやるのを止めよう」
という思考にならないようにすれば良いのです。
私とのセッションを体験されている方はご存知の通りですが、
私は「モチベーション」というものについて、
時間を使って扱うことをしません。
理由は、仮に
「モチベーションがないからやるのを止めよう」
となったときに、それを打破する術を
常に伝えているからです。
「モチベーションがないからやるのを止めよう」
ということを扱うのが
いかにビジネスにとって無駄であるか、
改めて書くことが今回の趣旨です。
例えば、恋愛。
あなたは社会人1年目。
初めての給料日の後、
好きな異性とデートに行くとしましょう。
相手は、少し控えめな人。
あなたがデートのプランを立てる立場です。
このとき、モチベーションはどんな状態でしょうか?
とても高い状態だと思います。
ぐるなびや食べログやグルメ雑誌を調べて店を決め、
なんなら調べた店を事前に
自分で現地調査しに行ったりするくらい、
やる気に満ちているはずです。
一方、このときに異性が
そんなに好きな人ではない場合だったらどうでしょう。
“微妙”な異性とのデートを
セッティングしないといけないことになったとき。
ぐるなびで調べた店を事前に調査に行きますか?
という話なんです。
つまりは相手によって「やる気」が変わり
「やり方」も変わる、と。
この「やる気がでない相手」の際に
「やる気を出そう」と思っても無理ですよね?
無駄なんですよ。
だって、微妙な相手なんですから。
つまり、あなたが仕事において
やる気がでないときは、
その行動の対象が「微妙」なんです。
微妙な目標に対して
モチベーションを上げる努力をしても成果は出ません。
だって、微妙なんだから。
つまり、“モチベーション”が幻想なのではなくて、
正確には“モチベーションを上げて行動に望む”という価値観は
幻想ということ。
どんな微妙な相手にでも、
等しく生産的にアクションプランが進むことを考える力が、
経営者にとって必要な能力です。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
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