人は、飽きる。(飽きても“良い習慣”を続ける方法)

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人は、飽きる。(飽きても“良い習慣”を続ける方法)

From:海東和貴
丸の内のオフィスより

茂木健一郎さんの著作に、
『脳と心の整理術』があります。

少し前に読んだ本のようで、
読書メモは、2012年5月付けになっています。

そのメモの中に『「ネオフォリア」という概念について』
という記載がありました。

少し話が逸れますが、この記事を書いている日現在、
Googleで「ネオフォリア」と調べても、
私が思い描く意図で使われているウェブページは、
私のかつてのブログくらいしか見当たりません。

ということは、恐らく「ネオフォリア」というのは
正しい記載ではなく、
メモが間違っているかもと思い、
調べ直してみました。

結果、源は「neophilia」という単語のようで、
正確にはネオフォリアではなく
「ネオフィリア」かもしれません。

さておき、
(当初のメモの通り記載して)ネオフォリア。

これは、人間の脳にある
「新しいものを好む性質」のことを指します。

ネオフォリアが作用しているうちは、
物事が新鮮で、鮮やかに目に映って、
それに取り組み、触れることが楽しくて仕方ありません。

一方、その物事に慣れ親しむことによって、
ネオフォリアが後退していくと
心の琴線が段々と固くなって、
それに対する感性が
ネガティブな方向になっていくことがあります。

例えば、店頭で「A」という商品を購入したとします。
あなたは、それを手に入れられたことが
嬉しくて仕方ありません。

翌日の夜、友人にそれを見せて
自分の満足感を伝えようとしたところ、
奇しくもその友人は「A」の上位版である
「A plus」を持っていたとします。

その「A plus」を目の当たりにしたあなた。
自分の持っている「A」が
急速に色褪せてみえてくるような事態って
割と想像しやすいと思うんです。

「A」に働いていたネオフォリアが、
「A plus」に作用し始めてしまった結果です。

人は、退屈もしますし、
飽きもします。

ダイエット法でも、集客法でも、時間管理法でも、
「常に新しいもの」を求めている人がいます。

それそのことの善し悪しを語る意図はありません。

ただ、例えば自分を変えることを意図して
何か新しい“習慣A”取り入れようとしたとき。
その“習慣A”にも、
いつかは飽きてしまうときがきます。

ネオフォリアが発動して、
新しい“習慣B”に飛びつき、
当初に取り入れようとしていた“習慣A”が
急に色褪せてみえることもあります。

でも、そんなときは、
当初に自分が続けると決めた
“習慣A”をしっかりと続ける方が、
多くの場合、後々の自分の人生には
ポジティブに働きます。

ランニングでも、ストレッチでも、
メルマガでも、朝の読書でも、
ブログの更新でも、家族との時間でも、
スタッフへとのコミュニケーションでも。

・やると決めたことはやる
・習慣に、定期的にネオフォリアの感性を満たす
 ちょっとした工夫やスパイスを取り入れる

この2点を意識することで、
結果として自分が望む未来が
手に入りやすくなると感じます。
 


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