売上げUP・シェア拡大をしたい
値段“以外”で勝負する
From:海東和貴
自宅近くのカフェより
目の前に、お茶が並んでいます。
ペットボトル。
伊右衛門だったり、お~いお茶だったり、
からだ巡茶だったり、十六茶だったり、
爽健美茶だったり、
色々な銘柄のものが置いてあります。
あなたは、どのお茶を選びますか??
もしかしたら、その日の気分によって
選ぶものが違うかもしれません。
でも、何かひとつの銘柄を手に取って
それを購入したとしたら、きっと何か
「(他のものではなく)それを買った理由」
があります。
その理由とは、何でしょう。
・ずっと飲んでたから。
・知人が美味しそうに飲んでたから。
・いつも選んでるから。
・CMのタレントのイメージが良いから。
・おまけが付いていたから。
・パッケージの雰囲気が好きだから。
・値段が安かったから。
などなど、最終的に“それ”を選んだ理由が
必ず何かあるはずです。
この中で、あなたが自社の商品やサービスに
取り入れるとしたときに
最も簡単な方法はなんでしょうか。
見込み客に、他者のものではなく、
“あなたの商品やサービス”を
選んでもらうための理由付けとして、
もっとも簡単な方法はなんでしょうか。
恐らく、一番下のものですよね。
「・値段が安かったから。」
そう。これを読んでいるあなたなら、
当然に充分にご承知している通り、
値段で勝負することは、実に簡単です。
年末なので、敢えて
“当たり前”とも取れる内容を書いています。
値段を下げることは
実に簡単であるため、
誰でも真似することができます。
しかし「価格が安い」で選んだお客様は、
他にもっと安いところを見つければ、
そちらに流れてしまいます。
価格を下げることは、
“勝負”として考えたときに、
実に簡単で、真似されやすい手段なのです。
逆に言えば、何をやってもだめで、
あらゆる手を尽くしてだめだったときに、
(最終手段で使えば良いや)
くらいの手段と思っていた方が良いのです。
今日の本題。
値下げをするより、
価値を上げるための努力をする。
クレジットカードの基本的な性能は、
「費用を後から纏めて精算できる」
というところです。
購入したその日にキャッシュアウトがなく、
後日の決まった日に
纏めて精算されるので、
キャッシュフロー的にも
経費精算的な意味合いでも、
とても便利である
というのが基本的性能です。
でも、クレジットカード会社各社、
年会費には大きな“差”があります。
年会費が無料のところもあれば、
数千円のところもあれば、
数万円のところもあります。
10万円を超えるところもあります。
基本的性能は同じなのに、
なぜ、高いお金を払う人がいるのか。
それは「年会費を払ってでも持ちたい」
という付加価値があるからに他なりません。
・カードの色
・カスタマーサポートの善し悪し
・保険
・ホテルのアップグレード
・限度額
などなど、何かしらの価値があるから、
年会費が高くても、成立しているのです。
値下げをするより、
価値を上げるための努力をする。
今回の記事は、2017年最後の
“定例更新”の記事です。
年末年始、みんなが体や頭を休めている時期に、
「自社の商品やサービスの価値を
より高めるために
何ができるだろうか」
と自分に問い、そのアイディアを
書き出してみてください。
書き出したら、その中から
・すぐにやってみること
・しばらくしたらやってみること
・やらないこと
を決めて、優先度を明確にしましょう。
そのアイディアが、
きっと、来年のあなたにとって
ロケットエンジンの様に作用します。
本年も大変にお世話になりました。
来年も、あなたにとって最高で
最良の時間となりますように。
良いお年をお迎えください。
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