青年よ、驚異であれ。

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事業基盤を強化・再編したい

青年よ、驚異であれ。

From:海東和貴
自宅の書斎より

私の顧客の中には、
「同業から目を付けられる」
ということに、大きな恐怖を感じている方もいます。

「同業に目を付けられないように、仕事をする。」

敢えて職種は明かしませんが、業界上、
ある意味、仕方がない価値観かもしれません。

ただ、実際はどうなのでしょう。

本来、考えた方が良いことは、
「同業から目を付けられないようにする」
というネガティブ寄りのことではなく、
「自分の顧客と、将来の顧客をいかに喜ばせるか」
というポジティブ寄りのことだと思うのです。

顧客への価値提供 > 同業の目を恐れる

という優先順位だと思うのです。

少し、極端な例を挙げます。

クレジットカード決済について。
かつて、店舗でクレジットカード決済を扱うためには、
決済代行会社から、嵩張る決済端末を購入するか、
レンタルする必要がありました。

しかし、近年では iPhone にカードリーダーを差すだけで、
簡単にクレジットカード決済を扱えるようになりました。

事実、弊社のクライアントに対して
クレジットカード決済の導入を提案する機会が増えました。

私たちが日常的にみてきた、
レジ横においてある大型の決済端末は、
ゆくゆく数が減っていくはずです。
それらをメインで扱っていた事業者は、
ビジネスの方向性を変える必要があるはずです。

ここから、本題です。

iPhone のアプリで、クレジットカード決済ができる。
そのアプリを提供している会社には、
もの凄い可能生が拓いています。

彼らには、飲食店からの生のデータが
大量に流入します。
いわゆる、ビッグデータと言われるものです。

本来であれば、決済を扱った店舗がそのデータを活用し、
既存顧客に新しいオファーをしたり、
支店間で食材・資材をやりくりしたりする、
といったことに活用できるデータです。

一方、その決済代行会社が
集まった大量のビッグデータを基に、
「上手くいく飲食店」を展開して、
飲食業界を席巻することも可能かもしれません。

こんなことをしたら、決済代行会社はおろか、
飲食業界からも爪弾きにされる恐れがありますが、
原点に立ち返れば、
「顧客を喜ばせたもの勝ち」なんです。

大量のビッグデータから、顧客の趣味嗜好、
トレンドを分析し、
顧客が最も喜ぶパターンを分析して、
飲食ビジネスを動かしていけば、
顧客の支持を集めるのは、“爪弾きにされている方”なんです。

ここまでの話は、最初に予告した通り、
「極論」ではあります。

でも、仮にあなたのビジネスにおいて、
顧客への価値提供 > 同業の目を恐れる
という天秤をしっかりと意識して行動を変えたとしたら。
どんな可能生が拓きますか?

同業からはきっと嫌われるけど、
実はやってみたいと密かに思っていたアイディア、
書き出してみてください。

同業から嫌われるということは、ある種、
あなたは“驚異”になったということです。
どこかの国のように
軍事的な脅威になることは格好良くないですが、
顧客を喜ばせ続けられる驚異になることは、
ビジネスをする者にとって、本望ではないですか?


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