朝の目覚めを良くする法

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生産性を上げたい

朝の目覚めを良くする法


From:海東和貴
丸の内のオフィスより

私はよく、経営者の周りに起こっている出来事を句読点に例えます。

「それ、読点(、)になってますね。
句点(。)にして完了させましょう」
と言った具合です。

例えば、誰かと言い争いをしているとしましょう。
収拾がつかずに、お互いが「知るか」とそっぽを向いたとします。
この場合、お互いにわだかまりが残っている状態で、
心の中がもやもやしている場合がほとんどでしょう。

小説で言えば、文章にまだ「。」がついておらず、
「、」の中途半端な状態で出来事が終わっています。

一方、ある程度お互いが自分の主張を述べ、
それぞれが言いたいことを言った上で、
「ああ、そういう考え方もあるんですね。
100%理解することはできませんが、
気持ちは受け止めました」となった場合、
一旦はその文章に「。」がつきます。

極端な例かもしれません。

でも、経営者は多くの「、」を持っています。
考えないといけないこと、伝えないといけないこと、
やらないといけないことに「。」をつけられず、頭
や心の中にたくさんの「、」が残っています。

これが多いと、とても疲れるんです。

古いパソコンを思い出してみてください。

Photoshopと、Wordと、Excelと、
動画編集ソフトと、ブラウザと、
たくさんのアプリケーションを開いていると、
メモリが占有されて、動作が鈍くなりましたよね。

でも、一度「保存」して、アプリケーションを終了すれば、
動作は軽くなります。あれと同じです。

一度「、」に「。」をつける習慣をつけることが大切です。

例えば、考えないといけないこと。
考え方の切り口とゴールをメモに書く。
そして「いついつしっかり時間を取って考える」と
予定表にスケジューリングすることで、まだ完了はしていませんが、
一旦はアプリケーションを終了し、「。」をつけることができます。

例えば、伝えないといけないこと。
伝えないといけないことの骨子をまずは紙やEvernoteに書き出し、
「この日に、これを伝える」と予定表にスケジューリングする。
これによって、まだ伝え終わってはいませんが、
一旦はアプリケーションを終了し、「。」をつけることができます。

例えば、やらないといけないこと。
まずは「何をやらないといけないのか」と全て書き出す。
これだけで、それらのタスクは完了はしていませんが、
一旦は「。」をつけることができます。

何だかよくわからない、自分の周りに何が起こっているかわからない状態で、
色々な「、」が頭に残っていると、睡眠も健全にはとりにくく、
目覚めも悪くなります。

あなたの周りにある「、」に、
可能な限り「。」をつけることを意図する。

こうすることで、毎日の目覚めは更に良くなるはずです。

 – 海東

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