冷たいシャワーを浴びない世界にしよう。
◎アイディアを“爆発的”に膨らませる方法を考えてみた
父がまだ生きていた頃、スペインを2人旅したことがあります。その際、寒空の夜の高速道路で車がパンクし、どうにも動けなくなったことがあります。まだ、iPhoneもない時代。カーナビもありませんでした。自分たちがいる場所が何となくしかわからないまま、高速道路上の電話を見つけ、JAF的なところに電話をします。電話の先の彼は「おお!そうか!大変だな!車は明日の昼にでもレッカーしてやるから、君たちはどこか近くのホテルにでも避難してくれ!健闘を祈るよ!」的な対応。
山を切り拓いた高速道路。真っ暗。街灯もほぼナシ。結局、通りかかる車をヒッチハイクすることを決意し、数台目の観光バスに拾ってもらって、近場の町(街ではなく、町)に移動し、駆け込みで宿を見つけました。お湯の出ないシャワーは、今でも記憶に残っています。
こんにちは。海東です。
今回は、アイディアを“爆発的”に膨らませる方法を考えてみた、ということで書いてみます。
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最近、引退してしまったのですが、敬愛するコント師の小林賢太郎さんが「“0”を“1”にすることはできない。でも、もがいてもがけば、“0”を“0.1”くらいにはできる。それを10回繰り返せば“1”になる。そうやって作品をつくっている」と仰っていました。
一理はあります。あるのですが、誰にでもできることではないと思うんです。
ほとんどの人は、既にあるアイディアと何かを“掛け算”して、新しいものを生み出しています。
既にあるアイディアと何かを“掛け算”して、新しいアイディアを生み出す。
ということは情報量が鍵になります。美しいものをみたり、古いものをみたり、新しいものをみたり、新鮮なものに触れたり、自分の頭の中にあるものを棚卸しして、掛け算を意図します。ただ、これって“閃き待ち”だと思っています。意図的に引き起こすのが難しい。ある瞬間、頭の中に閃光が走るタイミングを待つことになりがちです。
それより一歩進んだ掛け算の引き落とし方は、「人に話す」だと思います。「こういうことしたいんだよね」と話すこと。それに対して、相手から出てきた「何か」によって、掛け算が引き起こされる可能性が高まります。
と、いうことは。
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