芸妓さんと舞妓さんと傾聴と朝ドラ | 第147回
前半は京都で舞妓さんと会ったお話。芸妓さんになるまでの道のりはいろいろとあるようです。
後半は傾聴の仕方についてのご質問です。
(ポッドキャスト本編の09:38~)

はい、改めて海東です。

鶴岡です。

よろしくお願いします。
20分でえられるビジネスのヒントということで、後半はご質問にお答えします。
お願いします。
20分でえられるビジネスのヒントということで、後半はご質問にお答えします。
お願いします。
傾聴の仕方について教えてください。
From:はじめちゃん

ありがとうございます。今日がこれが147回で、129回に近いことを扱ったので、129回でお答えしたことをちょっと復習しつつ、その後、僕が感じたこととかを足して、今日の答えにしようと思ったんですけど。

はい。

前回、傾聴にとって必要なことって5つお伝えしてて、まず先入観を捨てて聞く必要があると。

うん。

で、共感する。
「共感する」ってのは「同意」じゃないですね。
「共感する」ってのは「同意」じゃないですね。

うんうんうん。

そう。
「そういう風にこの人は世界を見てるんだな」って第三者的に見ることですね。
「そういう風にこの人は世界を見てるんだな」って第三者的に見ることですね。

はいはい。

で、3つ目が与件整理。
与えられた件ですね。与件整理をする。
例えば「痩せたいんです」って相談に来た時に、痩せたいんだったら食事制限をというのは簡単なんですけど、じゃあなんでその人が痩せたいのかって。
与えられた件ですね。与件整理をする。
例えば「痩せたいんです」って相談に来た時に、痩せたいんだったら食事制限をというのは簡単なんですけど、じゃあなんでその人が痩せたいのかって。

うんうん。

で、色々聞いてったら、「実は好きな人がいる」って話になって、その人のために痩せたい。

うん。

じゃあもう究極その人が今のあなたを好きって言ったら、それはそれでいいんですかって言ったら「そうです」。
そしたら、それでいいんじゃない。痩せるって別に後の問題っていうことで言うと、その人に好かれたいっていう与件があるってことをまず聞き取らなきゃいけないってことですね。
そしたら、それでいいんじゃない。痩せるって別に後の問題っていうことで言うと、その人に好かれたいっていう与件があるってことをまず聞き取らなきゃいけないってことですね。

うん。

で、課題の本質がどこにあるかを見つけて、これプラス1ですけど、もし相手が求めるんであれば確信をつく。

はいはい。

人って絶対自分に壁作ってるんで、守るために。
で、守るためにも、最初頑ななのがどんどん、どんどん取れてって、最後に真みたいなのが出てくる時あるんですよね。
で、守るためにも、最初頑ななのがどんどん、どんどん取れてって、最後に真みたいなのが出てくる時あるんですよね。

うん。

この価値観、この思い込みがこの人の何かを阻害してるって思って。
しかも、このタイミングでその人に伝えることがこの人のためになるって確信を持って言えるんだったら、その殻バンって破って、「それが多分1番原因だ」って、1番痛いとこつくってのも手ですけど、これはやらなくてもいいと思う。
関係性とかタイミングにもよるんで。
しかも、このタイミングでその人に伝えることがこの人のためになるって確信を持って言えるんだったら、その殻バンって破って、「それが多分1番原因だ」って、1番痛いとこつくってのも手ですけど、これはやらなくてもいいと思う。
関係性とかタイミングにもよるんで。

うんうん。

で、これが前回お伝えしたことなんですけど、その後ですね、すごくその人の話を聞くのが上手い男性がうちのパートナーにいて。

うん。

で、毎回上手いんです、話を聞くのが。
なんですけど、上手いからなのか、基本人の評価が優しい人なんですよね。
なんですけど、上手いからなのか、基本人の評価が優しい人なんですよね。

う〜ん。

で、優しいって、ちょっと僕は違うんじゃないかなと思って、形容詞として。

はいはいはい。

で、1回話す機会があって、「どういう風に話聞いてるんですか」「なんでこう優しいって言って、晴れ晴れしていくの」って言ったら、あーって言った後にも教えてくれたことがあって。

うんうん。

1人、個人事業主さん、そんなに大きくない会社を経営してる男性がいらっしゃって、自分も現場で働いてると。

はい。

で、その人の夢がですね…、うーん、うーんと、どこがいいかな…

フランス!

うん!フランス!
「フランスに行きたい」なんですよ。
「フランスに行きたい」なんですよ。

はい。

で、行きたいって話してくれて、個人事業主の方がいて、話聞くのが上手い人がいて、僕がいるわけですから、僕は個人事業主の人を知らないんで。

うんうんうん。

この2人の話を彼から聞いてるんですけど、フランスに行きたいっていうのは、旅行で行きたいのか、住みたいのか、どっちなんですか? って聞いたら、いや、わかんないって言うんですよ。

うんうんうん。

え、そうなの?
じゃあ、なんでフランスなんですか? って言ったら、20歳の時に見た映画だか本だかで、すごくいい国で、1回行ってみたいってことらしいです。
でも今60なんです、その人。
じゃあ、なんでフランスなんですか? って言ったら、20歳の時に見た映画だか本だかで、すごくいい国で、1回行ってみたいってことらしいです。
でも今60なんです、その人。

うん。

だから40年間行ってないんですよ。

う〜ん。

で、僕は「1回行ってみて何を感じるかを克明に自分で感じ取って帰ってくると良い」と言っていいと思うな、と思いながら続きをうながしたら、彼は「1回行ってみてどう思うかっていうのは簡単なんですけど、なんかそこじゃない気がずっとしててって…」言って、 結局「今何やってるとき楽しいんですか?」 って聞いたんだって。

うんうんうん。

そしたら、人に何か伝えてる、部下でもいいし、同業の人に向けた勉強会とか、人に立ってこう教えるのがワクワクすると。

うんうん。

逆に何が嫌ですか? って言ったら、没頭し始めると、どっかでパタンと飽きるんだって。

う〜ん。

で、その飽きたとの虚無感がすごくて。

へぇ〜。

「あ〜また飽きた」みたいな。

はいはい。

こんな楽しいものせっかく見つけたのに、なんかいきなりこう…。
でも、人ってこう、鮮やかさが取れる時あるじゃない?
例えば、買いたてのさ。
でも、人ってこう、鮮やかさが取れる時あるじゃない?
例えば、買いたてのさ。

手に入れたばっかりの

そう、手に入れたばっかりの携帯をさ、1回落とした後とか、ちょっと色褪せるじゃん。
わかる?
わかる?

色褪せるっていうか、虚無、もうあぁ〜って(笑)

そう、で、大事にするのやーめよみたいなのあるじゃん、普通。
それがなんか嫌みたいな。
てことは…えーと…
それがなんか嫌みたいな。
てことは…えーと…

フランス?

うん、に行って、何も感じなかったり、熱が冷める自分が怖いのかなって思ったみたいな。

あぁ〜なるほどね。

って思ったんだって。

はいはい。

じゃあ例えば、自分の教えているものとかを、ほんと極論だけど、教えている、人前に立ってるみたいなものが、一旦オンラインでできるようにして、ある程度、配信でできるようになったんで、個別に質問ある人はzoomとかでいくらでも質問受け付けて、接点を持てる状態を仮に作ったとして、その状態で、フランスに限らずどこでもいいんだけど、好きなとこ行ってくださいって言ったらすぐ行けるんですか?って聞いたら「それはめちゃワクワクしますね」って言ったらしいんですよ。ってことは、オーストラリア行きたいのに行けてないとか…あ、言っちゃった(笑)
オーストラリアです。僕この人知らないから。(笑)
オーストラリアです。僕この人知らないから。(笑)

何回も(笑)

ごめんなさい(笑)

いえいえ(笑)

オーストラリアに行きたいのに行けないとか、行けるまでに仕事が仕組み化ができないとか、そういうことじゃないんだと、課題が。
ワクワクする態勢を作れてないし、自分がどこに行ってもその自分を許せるみたいな状態が作れてないことが課題なので、フランス行って、オーストラリア行って…
ワクワクする態勢を作れてないし、自分がどこに行ってもその自分を許せるみたいな状態が作れてないことが課題なので、フランス行って、オーストラリア行って…

どっちやねんって(笑)

わかんなくなっちゃった(笑)
オーストラリアです(笑)
オーストラリアに行って、その時何を感じたかとかもまあ1つの手はいいんだけど、一旦ワクワクし続けられる仕組みを作って、それをしながら、次のワクワクを探すためにフランス行ったり、オーストラリア行ったりするってことをやったらいいんじゃないですかって言ったら、あぁもうそれですね。みたいな。
オーストラリアです(笑)
オーストラリアに行って、その時何を感じたかとかもまあ1つの手はいいんだけど、一旦ワクワクし続けられる仕組みを作って、それをしながら、次のワクワクを探すためにフランス行ったり、オーストラリア行ったりするってことをやったらいいんじゃないですかって言ったら、あぁもうそれですね。みたいな。

うん。

すごいカウンセリングじゃない? これ。

どこにいらっしゃる方なんですか?
住んでるところというか。
住んでるところというか。

知らない。
多分東京じゃないと思う。
多分東京じゃないと思う。

その住んでるところの○○の父みたいな感じで出ればいいんじゃないですか?(笑)

あ〜確かに確かに。

悩める人をスッキリさせられるって。

そう、これはすごくて。
それが、寄り添ってるなのか、相手の心に主軸を持ってって、視点を移動してるのか、彼がどういう手法を使ってここにたどり着いたかわかんないんだけど、見事だなと思って。
それが、寄り添ってるなのか、相手の心に主軸を持ってって、視点を移動してるのか、彼がどういう手法を使ってここにたどり着いたかわかんないんだけど、見事だなと思って。

うんうん。

傾聴イコールそれじゃないけど、それをするためには必ず傾聴がいるよね。

そうですね。
そうそう、聞く能力ってね。
そうそう、聞く能力ってね。

何が起きてるんだろう、この人の中で。
そうか、そんなこと思ってんのか。
自分とは価値観合わないけど、でもそれってしんどいよねって思ってあげてるってことが、すごいなって改めて尊敬しました。
そうか、そんなこと思ってんのか。
自分とは価値観合わないけど、でもそれってしんどいよねって思ってあげてるってことが、すごいなって改めて尊敬しました。

すごいなと思ったのは、言葉で出てくる。
その人が話してるものの奥にあるほんとの気持ちをちゃんと汲んで、それを自分で気づけるようにできてるっていうのは、すごいですね。
その人が話してるものの奥にあるほんとの気持ちをちゃんと汲んで、それを自分で気づけるようにできてるっていうのは、すごいですね。

すごいですね。
若いんですよ、結構。
若いんですよ、結構。

そうなんですか。

僕よりだいぶ年下なんですけど。

やっぱじゃあ、○○の兄に。

ね。
いや、いいと思います。
いや、いいと思います。

はい。

だから傾聴は相手のために聞くってことだよね。

聞いてもらって気持ちいいなっていう時って、やっぱりジャッジなく聞いてくれる人が話しやすいです。
この人こういうこと言ったらちょっと気分悪くしそうだなとか、
この人こういうこと言ったらちょっと気分悪くしそうだなとか、

はいはい。

ちょっと刺激しちゃいそうだなとか、そういうのを思いながらだとあんまり話せないけど、ずっとフラットな状態でそうですか、そうですかって聞いてくれる人は、すごい話しやすいです。

そうね、ちょうど今やってる朝ドラで、あるファミリーがいて、お母さん、主人公、兄がいて。

うんうん。

で、兄がちょっと特殊な状況に置かれて、すごい荒れるっていうか、心を完全閉ざすんですよね。

ふ〜ん。

で、閉ざした状態で色々あって実家に帰ってきて、主人公たる妹と母と喋るシーン。

はい。

ずっと壁なんですよ。
演技でも人ってこうやって壁作るなと思いながら見てたんだけど、壁が取れた瞬間にハッとしたんだけど。
演技でも人ってこうやって壁作るなと思いながら見てたんだけど、壁が取れた瞬間にハッとしたんだけど。

うん。

ちょっと悪いことをした疑惑があるんですよ、その人にね。

はいはい。

でも、母も妹も一切責めない。

うん。

で、ご飯食べながら「お母ちゃんな、ちょっとおかしいと思ってたんだけど、あの時に聞いてあげてれば」って言って謝る。

うんうん。

で、主人公たる妹は妹で、「私はもう小っちゃい頃からいつもお兄ちゃん、助けて助けてって言って、私は1回もお兄ちゃん助けたことない」って謝るんですよ。

うん。

そしたら、兄が「なんで謝んだよ」って言って、「悪いの俺だよ」って言って泣き始めて、心がわって開くんだけど、一切責めてないってとこだよね。

そうそうそう。
北風と太陽ですよ。
北風と太陽ですよ。

そうね、でもそれ最近の20代通じないらしいよ。

わぁもうなんか怖い(笑)
昭和ですか?(笑)
昭和ですか?(笑)

踊る大捜査線だって通じないし、さっき言った魔女の宅急便だって。

そうそう(笑)

通じないかもしれないし(笑)

この前の20代の子は質屋知らなかったし(笑)

まだあるのにね。
質屋ってよく見れば。
質屋ってよく見れば。

「質屋ってなんですか」とかって言ってましたし。

確かに縁遠いとこではあるけどね。
まぁ、そんな感じですね。
まぁ、そんな感じですね。

急に(笑)

「傾聴の仕方について教えてくれ」
まぁ仕方っていうと、テクニック論で言うとね、質問を先に考えとくとかあるけどね。
まぁ仕方っていうと、テクニック論で言うとね、質問を先に考えとくとかあるけどね。

うん。でも、本当にそうですね。
自分の中でもそのジャッジがない分、最初のこの5つで出てきたやつ、そういう意見もあるんだなって。
いやそんな意見は自分に合わないなって思うんじゃなくて、そういう意見もあるんだなって聞いた方が、より入ってきますよね。
自分の中でもそのジャッジがない分、最初のこの5つで出てきたやつ、そういう意見もあるんだなって。
いやそんな意見は自分に合わないなって思うんじゃなくて、そういう意見もあるんだなって聞いた方が、より入ってきますよね。

うんうん。
そうそうそう。
そうそうそう。

そこはすごい大事な気がします。
聞くときに。共感、許容?
聞くときに。共感、許容?

許容だとちょっと違うみたい。
やっぱ共感みたい、やっぱり。
岩と枝だと、岩が共感でしょ?
やっぱ共感みたい、やっぱり。
岩と枝だと、岩が共感でしょ?

そう、許容って言ってる。

共感と許容は一緒か。
で、枝がなんだっけ。
で、枝がなんだっけ。

受容。

受容ね。オッケーオッケー。
ごめんごめん。
そうですね、受容しちゃうと入りすぎちゃうんで。
ごめんごめん。
そうですね、受容しちゃうと入りすぎちゃうんで。

そうですね、傾聴、聞くと。

ね、できてる人なんで。
この質問してくださった方も。
この質問してくださった方も。

ご存知の方なんですね。

より多分ね、深めたいんだと思うんで、今みたいな事例とか、最初にお伝えした復習の5ポイントを。

はい。

やっていただけると、さらに人間的魅力も、すごい素敵な方なんで、さらに増すんじゃないかなと思います。

はい。

質問に答えてますかね。

答えてると思います。
ザ・プロフェッショナルPodcastでは質問を受け付けています。
何らかの形で 返信いただいて、コメント、質問を送ってください!
ザ・プロフェッショナルPodcastでは質問を受け付けています。
何らかの形で 返信いただいて、コメント、質問を送ってください!

なんでも質問ください!

お願いします。
ありがとうございます!
ありがとうございます!
がします。
聞くときに。共感、許容?
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