何をもって賢帝なのか

帝政ローマの「五賢帝時代」の話だ。
この中でも海東は一番初めの「ネルウァ」という
人物が気に入っているそうだ。

政治家として優れていたかというか
必ずしもそうではないが「自分の息子」を
次の皇帝にしなかったという点で
「五賢帝」に入っているという
ストーリーが好きらしい。

確かに
皇帝だとか王様だとか将軍というのは
長男がその地位を継ぐというのが
普通のことだからな。
それによって国が滅んだり
戦争がおきたりする。

それをしなかったという点で
彼は「賢帝」なんだな。

子どもが後を継ぐというのは
親としては安心できるのかもしれないが
そこに拘ると余計な心配事を
後世に残すことになるのかもしれいな。

もし、
後継ぎ問題で悩んでいる経営者がいたら
自分の仕事と自分の子供のことを
分けて考えてみることで
新しいものが見えてくるのかもしれないぜ。

悩むことがあるなら
歴史から学ぶことだな。