イ・カ・キ・コ・シ

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売上げUP・シェア拡大をしたい

イ・カ・キ・コ・シ

From:海東和貴
丸の内のオフィスより

今年(2018年)3月7日に発売された
『ファイナルファンタジーXV ウィンドウズエディション』の
公式ページにて「動作環境」をみると、
本作に必要な空き容量は100GB以上、
4K環境では155GB以上とあります。

155GB、ギガバイト、驚異的な数字です。

一方、私が子どもの頃に熱中した
「ファミコン」の頃のソフト容量はギガバイトでもなく、
メガバイトでもなく、キロバイトでした。

日本で680万本、世界で4,000万本以上も売れた
『スーパーマリオブラザーズ』の容量は、
たったの「40KB」。
『ファイナルファンタジーXV ウィンドウズエディション』の、
0.00000026倍です。

因みに、私が昨日 iPhone で撮影した子どもの写真が、
2.3MBでした。子どもの写真1枚が、
スーパーマリオの57倍の容量です。

さて、今日の本題は
「制限を設けた方が仕事が面白くなるかもしれない」
という話です。

かつて、子どもたちと見入ってしまったテレビ番組。
テレビ東京の『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』という番組。
番組内では、一般的な旅番組と異なり電車は一切使いません。
高速道路を走るバスにも乗ってはいけません。
路線バスだけを使い、
制限時間内にゴールに辿り着かなくてはなりません。

私たちが観た回は、四国を3泊で1周する、というものでした。
「路線バスだけを使う」という制限がある故に
展開が面白いからこそ、
私は子どもらと見入ってしまったのだと思います。

例えば、サッカー。
あれは「足だけを使う(キーパー以外、手を使ってはいけない)」
という制限、ルールがあるからこそ、
人々が熱狂するスポーツになり得たのだと思います。

ゲームの話に戻しましょう。
初代の『ドラゴンクエスト(1)』は、
容量が64KBでした。
今から考えると「絶望的に少ない容量」と言えます。

当時の制作陣は、家計節約ならぬ、
容量節約を強いられました。
例えば、使用するカタカナ。
アからワオンまでの48文字
全てを使ったわけではありません。
なんと、20文字しか使っていなかったのです。

最初に呪文やモンスターなどの名前を自由につけて、
使用する文字を精査し、
使用頻度の高かったものから順に20文字を選別。
その後、使えなくなった文字を
別の文字に差し替えたと言います。

結果、使えたカタカナは
「イ・カ・キ・コ・シ・ス・タ・
ト・ヘ・ホ・マ・ミ・ム・メ・
ラ・リ・ル・レ・ロ・ン」でした。

あなたのビジネスには、
それこそ無限の可能性がありますが、
そこに敢えて制限を設けることによって、
あなた自身や、社員、スタッフにとって
「刺激」になることはないでしょうか。

制限を設けることによって、
逆に生産性の上がる領域はないでしょうか。
普段とは違った切り口で
思考を深めてみてほしいという意図で、
今回の記事を書きました。

お読みいただき、ありがとうございます。

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