昔の記憶より

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昔の記憶より

From:海東和貴
昔の記憶より

軽い荷物にしてほしいと願ってはいけない。
強い背中にしてほしいと願わなくてはならない。

フランクリン・ルーズベルト

* * *

この言葉、「アカウンタビリティ」という切り口で書き進めたいと思います。
アカウンタビリティとは即ち、自分の身の回りの出来事について
全てを自己責任と捉えることのできる能力のことです。

一方、その反対の考え方、それは「被害者意識が強い」状態のことを言います。
多くのことを、自分以外のモノのせいにしてしまうことです。

私はここで、後者の考え方を否定する意図はありません。
それはそれで、その人の哲学であるからです。
ただ、心の片隅では、「もったいないなあ」という気がしてしまうのも事実です。

何かを、自分以外のモノのせいにしてしまうとその時点で自分は、
自分の人生の主役ではなくなってしまうからです。

例えば。

会社の上司のせいで仕事が巧くいかない、と思っている人がいたとします。
上司の情報伝達が巧くないとか、
部下に対する労いが足りないからやる気がでないとか、
そもそも部下に興味が全くない感が出ていてテンション下がるとか。

でもね。

言い方を変えればその人はそんなつまらない上司のために、
自分の人生の幾ばくかの時間を無駄に過ごしていることになっていると思うのです。

つまり、その時点で、その人は自分の人生の「仕事」という部分において
主役になっていないのです。

これはもったいない。

だったら、その環境の中で自分に何ができるのか。
そこを最大限に考えて、その結果その「環境」そのものをも巻き込んで
変化を促していく、そういう風に考えた方が楽しいと感じるのです。

何か自分にとってうまくない出来事が起きたとき、
まずはアカウンタビリティをもって解釈し、アクションプランを立てる。
それを心がけることが、「強い背中」を求めることではないのかなと思うのです。

*私がサラリーマン時代に書き連ねていたメルマガより。

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