怒りの感情をコントロールする方法 第49回

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怒りの感情をコントロールするためにはどんな方法があるのか、またそれはどんな種類の怒りなのか、怒り根源を探る方法をお話しします。

前半は元号が変わって初めてのゴールデンウィーク、どこに行くのが良いのか話します。
・船に乗るのはいいかもしれない
・誰も行かないようなところに行ってみたい
・ちょっとニッチでマイナーなところがおすすめ
・インスタ映えすると思い出話がしやすい
そんな案が出たようです。

今回も、参宮橋の「こころ からだ ほぐしサロン turusan」のオーナー、鶴岡彩(つるおかあや)さんを話し相手に迎えてのポッドキャストです。

(ポッドキャスト本編の11:48~)

海東:改めて海東です。

鶴岡:鶴岡です。

海東:ご質問をお願いします。

鶴岡:はい、読ませていただきます。

いつも面白い情報をありがとうございます。Podcastにペンシローの登場はないですか?

さて、質問。
海東さんは“怒りのコントロール”に関して、
どのように考えていますか??

私はそんなに怒るほうではないのですが、
発散できない分、溜め込んでしまって
ストレスになって、落ち込んでしまうことがあります。

経営者にとって感情のコントロールは
とても大事な事と思っていますが、
中でも怒りのコントロールについて
対応方法を教えていただけるとうれしいです。
From:人喰われ虎

海東:人喰われトラ?

鶴岡:人喰われトラ…トラ。

海東:人喰いじゃないってこと?

鶴岡:人喰い…人から食べられるトラじゃないかと。

海東:笑。あーそう。いやいやよく聞いてきたなって感じですけど。

鶴岡:はい。

怒りの原因3パターン「損得」「勝敗」「評価」

海東:僕もそんなに得意じゃないんだけど…
あ、でも仕事でも社会活動でも、接点多い人は僕の感情の起伏がよくわかると思うんだけど、あんまり接点ない人、特にPTAをやった時には怒るところが想像できないとか言われた。

鶴岡:怒んなかったんですか?

海東:絶対怒らないですよ。怒ったらアウトですね。だって対等じゃないもん。あっちが上だから、ママたちが。目上とかいう意味じゃなくて。それくらいに思ってないと無理。崩壊しちゃうPTAが。

鶴岡:あはは。そうなんですね。

海東:僕は「お子さんに怒るんですか?」とか聞かれるくらい怒ったことないです。だけど、僕はこれ全く得意じゃないですよ。ちょっと先に質問を読んで答えのメモ書いてあるんですけど、全く得意じゃない、僕は。

鶴岡:そうですね。結構なんかこう、怒るイメージが。

海東:方法としてはずっと知ってたんですけど、去年ちゃんとやり始めたことがあるんです。元々は別のところでやってたことと合致したので試してみたんだけど、結構いいかもと思って…
あ、鶴岡さんは怒りは出るんですか?

鶴岡:怒りはあんまりないんですよ。ちょっと瞬間的に上がることはあるんですけど、わりとそこを超えやすくって、それを超えると悲しい方に。

海東:ほー何系に怒りがでるんですかね?
価値観って優先順位が3パターンあるらしくて「損得」「勝敗」「評価」なんです。だから「人からの評価は関係ないし、負けてもいいんだけど、絶対得したい」とか。どれかに当てはまるらしいんですよ。僕は多分「評価」の優先順位が高くて、損してもいいし、負けても全然いいんですよ。

鶴岡:なんだろう。お客様にたまにイラっとして…。

海東:ええ!?

鶴岡:それ、本人にも言ってるんで、全然言っていいんですけど。

海東:言っていいのかなって思っちゃった今。(笑)

鶴岡:もう何度も怒ってるんでいいんですけど。(笑)予約の時間に今日来れません、とか。

海東:あーそれダメね。

鶴岡:そうなんですよ。

海東:仕事だけじゃなくて全部ダメね。どこにおいてもダメじゃんそれ。

鶴岡:そうそう。すごい長いお客様なんだけど、何回かに1回それ言います。

海東:あれでしょ。いただけばいいんだよね。本当は。

鶴岡:そう、本当はね。

海東:イラっとくるじゃないですか。それはどうなるの? 
すぐ悲しみになるの?

鶴岡:それは言います。
すぐには言わないけど、それは、ねぇ…ちゃんと言います。

海東:それで言うことで収まるっていうこと?

鶴岡:うん。

海東:あーなるほど。

鶴岡:それはどれになるんですか? 3つのやつだと。

海東:今の3つじゃないんじゃない? もう社会的な。

鶴岡:そうですね。普段の生活の中では全然。

海東:イラッとしてない?

鶴岡:そうですね。

海東:お酒の席でされることとか、お客様じゃなくて、取引先、仕事関係の人にされることとかは?

鶴岡:あんまり逆撫でされるようなことはされない…

イラっとすることは人それぞれ

海東:今僕がペットボトルの中身かけたら…?

鶴岡:ちょっと!笑うんじゃないですか?あはははは!

海東:笑う方にいっちゃうんだ?

鶴岡:そりゃあ笑いません? だってこんな収録中にいきなりかけたら。(笑)

海東:そうだね。やっぱ第三者の目があるからってことね。

鶴岡:なくても笑うんじゃないですか? いやこの人は一体どうした…?次に何を言われるんだろうとか。(笑)

海東:何も言わない。普通に進める。(笑) それはイラっとくる?

鶴岡:いやぁ…イラっとは…困惑かな。イラっとはこないかな。
あ、失礼なことを言われるとイラっときます。

海東:あーじゃあ、「評価」かな、もしかして。
いやわからないですけど。別に決めつけたいわけじゃないんで。

鶴岡:ううん…何かちょっと対応がおかしいとか。

海東:僕はね、進路妨害されるとダメなんですよ。

鶴岡:歩いててですか?

海東:歩いてても。まあ別に道行く人にいちいちイラっときてるわけじゃないんだけど、進もうと想定している場所にいけないってあるんですよ。例えば此処に来るのにどうしても必要なものってSuicaですよね。そのSuicaがあるべき場所にないっていうのはイラっとくるんですよ。

鶴岡:あー乗ろうとしてた電車が遅延してるとか?

海東:ちょっと嫌ですね。まあ怒りまではいかないけど。

鶴岡:それって仕事の上で自分がこうしようって思っているところに、これをお願いしようと思っていた人がうまく働いてくれなかったりっていうのも?

海東:仕事は分けない方がいいって言ってる中、僕がこんなことを言うのは大変申し訳ないんですけど、仕事は相当色んなパターンをシミュレーションしてるんですよ。これがダメだったらこっちの道にいけばいいやというのが事前にある程度あるので、そこからものすごくズレたことになると、もしかしたらイラっとくる。自分にですけど、それは。

鶴岡:ああ~。

海東:あと呼び止められるの嫌ね。ふらふらっとしてる時に呼ばれるのは全然いいんですけど、まさに今ここを出ようとしている時にすごく遠くから呼ばれると、いやいやこの距離じゃんって。

鶴岡:それだってもういいんじゃないですか、行っちゃえば。

海東:行っちゃう。
でも行っちゃまずい関係性もあるでしょ。イラっとしたら話聞きにいくけど。

鶴岡:そうなんだ。

怒りを鎮める不幸の手紙

海東:で、時間管理の教材があるんですよ。頭を二つに分けて、ハードディスクとメモリーに分けましょうっていうことをまずやるんですね。で、昔のパソコンって動画再生ソフトとExcelとWordとインターネットエクスプローラーを全部立ち上げると、滅茶苦茶動きが重くなったじゃないですか。あれって全部メモリーに乗っちゃってるんで、一回それを保存するんですよ、ハードディスクに。保存してアプリケーションを終了するとメモリが解放されるから、動きが速くなる。そんな難しいことじゃないと思うけど。

鶴岡:ハードディスクっていうのは同じパソコンの中にある?

海東:中にある。外付けの場合もありますけどね。
とにかくファイルを保存してずっと置いておける場所。メモリのスペースはずっと動いちゃっているので凄く落ちるんですよ、パフォーマンスが。メモリはすっきりさせてハードディスクにどんどん置いておく方がよくて。
それを推奨する中で自分がやらなきゃいけないことを全部紙に書きだすっていうことをやるんですね。それは頭の中で「あれやらなきゃ、これやらなきゃ」ってやるとすごく遅くなるからです。一回書いてしまうと頭は忘れていいじゃないですか。こっちに書いてあるから。
ハードディスクにしてあるから。だから書いちゃえばいい。
去年あるトレーニングを受けて、怒りのコントロールとは全く関係ないトレーニングなんですけど、その中でふっと出たやつがそれと結びついたんです。喜怒哀楽それぞれにコントロール方法があるけど、怒りは書けばいいと。

書くことで怒りが静まる理由

鶴岡:まさに私、中高時代ずっとそれで書いてました。

海東:やっぱり昔に記憶が至るよね。僕もそうなの。もうちょい大人で十代後半だけど、ものすごい頭にくることがあって、その人に不幸の手紙を書いてそれを送らずにいたんですよ。そのうちに感情が終わっちゃったの。ああ終わった終わったと思って。その経験がトレーニングと結びついたから「そういうことですか?」って聞いたら、「そうそう、手紙にでもなんでも書けばいいの。特にパソコンじゃなくペンで書けばいいの」って。

鶴岡:そう。文字にするってなんかすごい発散になる。

海東:それはその人曰く、何かを書くと脳ってすごく神経使うんですよ。神経を使った分、このことはもう忘れていいって判断してくれるらしいです。

鶴岡:うんうん。だからメールでもたまにそれやったりします。
とりあえず実際に相手に送るって考えながらだと、こういったらどうかなとか、文面これじゃおかしいかなって考えちゃうけど、もう何も考えずに思ったことを全部打ってって…

海東:うっかり送信ボタン押しちゃったら怖い。

鶴岡:あ、メモに書きます。

海東:やっぱりそうなんだよね。

鶴岡:そう。昔は絶対それでノートに書いてました。「なんだかなぁ」の一言でも書くといい。「なんだかなぁ、今日は」とか。

海東:今日はほら、質問は先に共有してるけど、答えは共有してないじゃないですか。それでも同じ答えだったからやっぱりそういうことみたいですよ。
アウトプットする。

鶴岡:そうですね。

海東:そうするとストレスになりづらいんじゃないですか?

鶴岡:なんか書いてみると、「じゃあ何に対して自分は怒ってたんだろう」とか「じゃあどうだったら怒らなかったんだろう」とか悲しいなっていうのもそうなんですけど、何に対して悲しかったのか書いてみるとはっきりする。

怒の感情には裏がある

海東:うん。確かに。怒りの根源は恐れか愛情みたいですね。

鶴岡:怒りの根源は恐れか愛情…深い。

海東:喜怒哀楽の怒だけは一次感情じゃないみたいなんですよ。
ぱっと起こる感情「わー可愛い」とか「嬉しい」とか「悲しい」っていうのは一次感情なんだけど、「怒り」は二次感情なんですって。何か裏にある。

鶴岡:なんかすごい深いし、タイムリー。

海東:へーほんと?

鶴岡:そうです。

海東:恐れの怒りは、さっきの3つの方、「損得」「勝敗」「評価」のどれかが崩されたっていう恐怖から闘争本能になって怒る。子どもを怒るのは愛情じゃないですか。まあ叱るっていうことです。
タイムリーな話っていうのはココでは聞けないですか?

鶴岡:ここではちょっと…後ほどで。(笑)

海東:さ、答えになりましたかね。

鶴岡:すごく良いと思います。今って特に文字書くこととかないじゃないですか。たまに私も携帯とかでメモとっちゃうときもありますけど、文字を書くって今中々機会がない分、書くのは大事だし、なんかラブレターとか書いて…

海東:あーラブレターいいかもね。

鶴岡:書いたことあるんですか?

海東:中学はあると思うな。でもその人は…まあいいや。こんな話するもんじゃない。

鶴岡:じゃあ後ほどで。(笑)

海東:嫌な話じゃなくそんなに面白くないだけ。(笑)

鶴岡:はい、じゃあ怒りのコントロール方法としては、まずは文字に起こして、何も考えずに書き殴ることをオススメ致します。

海東:で、その怒りの根源が何について恐れているのか、もしくは愛情だってわかっちゃえばしめたもんですよ。

鶴岡:なんかどっかしらがスッと納得したり落ち着いたりすると思います。

海東:うん。

鶴岡:はい。では、ザ・プロフェッショナルPodcastでは質問を受け付けております。ザ・プロフェッショナルのメールマガジンにご返信いただく形で質問を送ってください。あとゴールデンウィークにどこに行ったかっていうのも教えていただけると嬉しいです。

海東:そうですね。よろしくお願いします。それでは今日もありがとうございます。

鶴岡:ありがとうございます。

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