批判されても落ち込まないスキルとは? – 2学期終わりの定例運営委員会 PTA会長挨拶

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2014年12月9日
PTA 定例運営員会にて

いつもPTA活動にご尽力をいただき、ありがとうございます。間もなく2学期が終わります。多くの行事や活動にご尽力をいただき、感謝しています。

今日は、人から批判されても動じない方法についてお話しします。ご自身、お子さまに、当てはめて考えていただけたら嬉しいです。人から批判されても動じない方法。

結論から言えば、「反省できる点は反省して、次に活かす。」という、これだけです。別に、落ち込む必要もないし、関係性を悪くする必要もない。相手は言いたいことを言ってるだけなのですから、その中で、自分にとって良い部分を巧く抽出すれば良いだけのことです。

でも、言葉では簡単に言っても、実際は批判されれば落ち込んだりもします。こんなとき、どのように対応すれば、より幸せな方向性に進めるのか。

人が持つ「能力」や「特性」を数直線と考えた場合。ある人が「50」のところにいて、ある人が「40」のところにいたとします。40の場所にいる人は、50の場所にいる人に「お前、俺より10も少ないねえ」と言われると、悔しいかもしれません。腹が立って、劣等感に苛まれるかもしれません。

人の能力を数直線として捉えることはもちろん、できます。でも、それだと、ちょっとつまらない。私はそう思っています。人の能力って、そんなに単一指向のものではないと思います。もっと、広がりがあるはず。

人の能力は、球体の上に乗っかっている。そう考えてみる、というのも手です。地球を例にしてみます。ある人(A)は、太陽に向かったベクトルで「100」の位置にいます。ある人(B)は、木星に向かったベクトルで「70」の位置にいます。木星に向かっている人(B)が、太陽に向かっている人(A)から、「お前、まだまだ全然だなあ。俺なんて、もう100だぜよ。」と言われても、特に動じないはずです。だって(B)は太陽に行きたいわけではなく、木星に行きたいのだから。ひっくり返せば(A)だって木星に向けたベクトルで言えば、「0」です。

ちょっと、わかりにくい表現ですね。この先で、ぐっとわかりやすくなります。

とある人とのコミュニケーション。その人は、どうしても「人からの批判」に我慢がならない、という悩みを持っていました。色々な切り口で会話を進めたのですが、最終的に、その人が「!」となったもの。それが、今から書く切り口でした。

かつて、衛星放送(BS)と「CS」の受信アンテナの向きは、それぞれに違っていました。110度と、124(128)度。仮に、自分が「CS」のアンテナだとします。ある人に「お前、衛星放送(BS)の映り、悪いねえ。俺なんて、こんなにも高解像度で映るんだぜえ。」と言われたとします。でも、その人は「CS」アンテナ。別に、「BS」を綺麗に映そうだなんて全く思っていません。そうすると、どういう受け答えになるか。「へえ、すごいね! BSが綺麗に映るんだね!」と、これだけです。別に傷つく必要もないですし、相手に自分の優位性をアピールする必要もありません。相手は、「BS」アンテナ。自分は「CS」アンテナ。目指す先が違うだけのことです。

つまり。人から批判されたら、「ああ、そういう世界もあるのね。参考になるなあ。活かせる部分は活かそう。でも、自分はCSアンテナ。」と思えば良いだけです。

物事は捉え方次第で、いかようにも自分に作用します。敢えて面倒くさい捉え方をせず、少しでも、今より幸せになれる捉え方をして行けば良いと思うんです。その後、その人からは「今まで、会うといつもイライラな状態になってしまっていた人と、今日は、何の感情の揺らぎもなく、健やかな状態で会えた。」との報告がありました。嬉しい報告でした。

今月も、子ども達の明るい環境づくりに貢献できればと思います。よろしくお願いいたします。

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この投稿の趣旨

10,000時間の法則、というものがあります。

ある分野でスキルを磨いて一流として成功するには、10,000時間以上の練習・努力・学習が必要というものです。世の中には、この法則について「十分条件」と「必要条件」がごっちゃになって語られている場面もあります。ただ、まぁ、堅いことを抜きにすれば、10,000時間もの時間を投資して何かをやってきたことは、自分自身の「自信」にしても良いもの、と思います。

私は「子育て」に関しては、優に10,000時間を超える試行錯誤をしていますが、その中の2,000時間ほどは、PTA会長として過ごした時間が含まれます。子どもたちの通う小学校で3年間、(東京都23区の、とある)区全体の連合会長として1年間、活動をさせてもらいました。

歴史が長く、あまりにシステマティックに組織運営がされていたため、運営そのものはママさんたちにお任せして、私は私ができることをしよう。そう思って就任半年後、2学期から、少しずつメッセージを発するようになりました。

そのスピーチ録を、フリー素材として公開しようと思います(著作権は放棄していません)。そもそもは、親や先生に私の考え方や価値観をリーチさせ、そこから「かっこいい背中の大人」を更に増やすことができれば、私がビジネスを通じて実現したいこととも通じるな、と思って始めたことです。かっこいい背中の大人が増えれば、子どもたちは、未来や自分自身に対して、更に強い希望を持つことができます。そういう子どもが増えれば、世界はもっと、魅力的なものになります。

世の、仕事がありながらもPTA活動等、子どもたちの過ごす環境の改善に努めてくださっている方のお役に立てれば、と思います。役割上、スピーチや、意見表明、書面への寄稿をするシーンも多々あるかと思います。時に、それらを創作する時間がないときには、このまま文章をこのまま使っていただいても構いません。その際、特にクレジット表記等も要りません。笑

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