美しい人魚と、恐怖。

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事業基盤を強化・再編したい

美しい人魚と、恐怖。

From:海東和貴
水戸に向かう特急「ひたち」の中より

セイレーン。

上半身が人間の女性で、
下半身は鳥の姿とされる人魚。
海の岩礁から美しい歌声を響かせ、
船で旅する人々を惑わせる存在。
歌声に引き寄せられて航路を外れた人たちは、
遭難し、二度と元の航路には戻らなかったと言います。

本来の目的地を見失わずに正しい航路を進んでいれば、
遭難せずに済んだかもしません。
歌声に惑わされて航路を外れてしまったが故に、
彼らは二度と、目的地にたどりつくことができなくなってしまったのです。

この話、私たちの“経営”に置き換えると、
恐ろしい気持ちがしませんか??

私たちは、ビジネスを経営しながらも、
気がつかないうちに本質的な目的と違うことに、
気を取られてしまっていることがあります。

魅惑的な歌声、最新の情報、
おいしい儲け話。

私たち経営者も人間である以上、
人間的な本能からは解放されません。

即ち、快楽を求め、
苦痛から逃げたいという本能です。

快楽を求め、苦痛から逃れたいという本能。

私たちは、快楽を求め苦痛から逃げるために
魅惑的なものに飛びついてしまう習性があるのです。

今回の記事の本質。

別に、魅惑的な歌声に耳を傾けてはいけない、
ということを伝えたいのではありません。
そうではなくて、
私たちには“魅惑的なもの”に飛びつきたくなる欲求があり、
そういうものに向かって進んでしまう習性がある、
という自分を認めることです。

そして、時にその視点で、
自分を省みる時間をつくると良い、ということです。

自分を見つめ直す時間をつくれば、
あなたは、セイレーンの歌声に魅了された
船乗りたちのように本来の航路を見失うことなく、
目指すゴールに到達できるはずです。

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