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皆さまこんにちは!
【ザ・プロフェッショナル】® 事務局のstaff”K”です!
今回は2021年11月25日に開催された【背中語り第0回】の様子をお送りします!
「背中語りとは何ぞや?」という方はぜひ「経営参謀、役者を目指していたバイト時代を語る!~背中語り前夜~」をお読みいただけますと幸いです!
初開催となった今回、総勢9名で、笑いあり、笑いあり、時々ヤジ。という和やかで楽しい会になりました。
背中語っていただいたのはT.I.U.総合探偵社の、佐々木 真人さんです!
職業は「探偵さん」。
誰もが一度は憧れたことがあるのではないでしょうか?
小説でもドラマでもよく見かける「探偵さん」ですが、実際のところはどんなお仕事なのか、どうやったら探偵になれるのか、分からないところが多すぎるお仕事です。
佐々木さんがどうやって探偵になったのか、探偵のお仕事の面白さなどをお聞きしました。
ちょうどよく会場のBGMが名探偵コナンになったところで、背中語り第0回スタートです!
探偵になる前は板前だった…!
西洋と中華と日本料理のコースがあるんですけど、西洋料理はチーズが食べられないからダメで…。中華は中国語できないしなーって。
日本料理も野菜が食べられないし…と思ったんだけど、そばと寿司ならいけるな、と。
それで僕みたいな高貴な人間としては寿司かな、と。
(参加者Aさん)
食べられないものが多いのに、なぜ料理の学校に行こうと思ったんですか?
まぁ学校に通っている1年間では味覚は変わらなかったんですが。今42ですけど、42でもちょっと無理でした。
でもまだこれから分からないですから。
10年後くらいには野菜しか食べてないかもしれない。
(結局今も食べられないものが多いんですね 笑)
でも今思えばパソコンの学校に行っといたほうが安泰だったなぁ。
寿司屋にいたのは4年だけで、最初は皿洗いからスタート。
皿洗っているだけで給料がもらえて幸せだなぁって思ってましたねー。
それがどうも性に合わなくて…、人と話すのが苦手なのでね。お酒飲んでるおっさんたちになかなか合わせられなくて。
まぁ寿司屋には4年しかいなかったのでにぎりはあんまりやってなくて、巻物を作ってました。
店を3人で回してたんですけど、親方が寿司を握っていると皿とか用意しないといけなくて、失敗すると親方から舌打ちが飛んでくるんですよ。舌打ちが連打されたりして…。
まぁその舌打ちさえかわせばいい職場でしたよ。
(参加者Bさん)
あと10年くらいは飽きずに続けられる気はしてたんですけど、10年後に辞めたくなったときに35歳とかで、それから違うことができるのかなーと思ったら、今辞めちゃおうかなと思って。
そんなことを考えていた頃に、ちょうどランチに来ていたOLさんたちが「ボーナスが何十万だった~」って話してるのを聞いて、サラリーマンになってみたいなって。
羨ましいですよね、若いお姉ちゃんが良い金額のボーナスの話をしてるんですよ、しかも寿司を食べながら!
(参加者Aさん)
人前から人の後ろに転職
表は「調査受けますよ」っていうチラシだったんだけど裏に「探偵学校の案内」があって。
そこで探偵っていう仕事について初めて知りまして。
探偵なんて金田一かコナンしか知らなかったから。
それで探偵になってみようかと思って、「学校に入らないと探偵になれないよ」って言われて学校に行ったんですよ。
学校って言っても隔週で土日だけ。2ヶ月で8日間だけのクラスで、人数は30人くらい。そこに通うだけでプロになれたので。
どんな勉強をするんですか?
尾行の演習があるんだけど、やり方は教えてくれなくて、尾行の時に適切な距離だとか、心構えとかそういう授業は何もないんですよ。
演習ではクラス内で対象者と尾行する人に分かれて、尾行の実習をしました。
対象者1人に対して、5~6人で尾行して、もう添乗員みたいな状態だったんですよねー。
なんかバカみたいだなぁと思いながら、みんなの一番後ろをついていったんです。
余裕ぶって対象者が角を曲がったのにゆっくりついていったら全員消えてて!
それで、見えなくなったから仕方なく反対方向に行ったらたまたまみんないたんですよ。団体でつけてるから見つけやすいんです。
それでまたこっそりついていったら、「すごい尾行うまいですね、どこにいるか全然わからなかった」って言われて。
尾行中、実際にほぼいなかったんですもんね?
尾行組で「誰か行けよ!」って話してて、誰も行かないからちょっと悪ノリで自分が行ったんですよね、でも今までそんなことする人がいなかったから対象者がびっくりしてました。
(参加者Cさん)
今の社長とはそこで知り合いました。
探偵社ってどんなところ?
薄暗いバーみたいなところに呼ばれて、探偵ってスゲーな!って思ったんですけど、面接でなぞなぞみたいな問題を出されて、解けなくて丁重にお断りされました。(笑)
今の社長が探偵社作るっていうんで、一緒にやろうって言われて今に至ります。
それから iタウンページになってホームページになって、という流れがあって。
大手の探偵社はテレビに出て宣伝したりしてましたね。
探偵社も宣伝が大切なんですけど、その時代は宣伝費をかけすぎて広告費が収拾できずにつぶれた探偵社もありましたよ。
たとえば、ある大手探偵社のところなんかは、だいたい浮気調査は最初300万って言われるんです。それで契約渋ると「じゃあ200万」になったり、そのうち裏から人が出てきて「今日契約してくれれば140万!」みたいなことがね、いまだにあるんですよ。
ちなみに佐々木さんに浮気セット頼むとどれくらいなんですか?
頻繁に浮気してる人だったら、50万あればそこそこ調べられるから。
実は、会社勤めじゃないような人の方が浮気調査は手間がかかるんです。自営業みたいに、毎日ルーティンがなく朝からいろんなところを動き回るような人は大変。動きが読めないような人は50万じゃ足りないですね。
逆にサラリーマンのような18時までは絶対に会社にいるとか、大体の行動パターンが絞れる方なら50万で結構調べられますよ。
ちなみに見積もりは時給換算です。
看板掲げればもう探偵!
(参加者Cさん)
(参加者Aさん)
はじめての人探しでうろうろしてたら急にパトカーが5台も来て、その騒ぎで街の人とターゲットも外に出てきちゃってねー、そのままパトカーで連行されました。
それは失敗なんですか?
普通だったら職質されたら「探偵です」って言うんだけど、ターゲットがいるし、仕事も初めてでよくわかんないし…。代表が迎えに来てくれました。
今では職質も慣れたもんですけどね。
張り込んでるときはよく職質されるから反応早いよー!
名刺と免許証すぐ出すよ!
まぁそんな衝撃のデビューから19年がたちました。。
(参加者Aさん)
浮気調査の時ってホテルに入ったら、まぁだいたい2時間くらいで出てくるかなって予測で張り込むんですよ。出てくるところを動画に納めたいんだけど、当時は録画するのもテープで録画時間が短かったから、ずっとは仕掛けておけないの。
だからいつ撮り始めるかがカギ。
設置したカメラの時間を、ホテルに入ってからだいたい90分後くらいからの録画にしていたら、それより早く出てきちゃって撮れなかったことがあったなー。
おっさん早いなー!ってちょっと笑いましたね。
お寿司屋さんは4年でやめたのに、探偵業は19年も続いてるので、楽しいことや続ける理由があるんですよね。
うーんそうだなー、自由なとこはいいかな。
やることが毎回違うのも楽しい。
正直、学校で学んだことはあんまりなかったかな。
現場で学ぶことがとても多い。
隠しカメラをしかける鞄の穴の開け方とかを同業者から聞いて参考にしたり、経験と仲間からの情報で学びながら探偵のスキルを身に着けていきます。
対象者と取っ組み合いになった人もいるし。
僕も警察から逃げたことはありますよ。
マンションで張り込んでるときに警官が来るのが見えたから、エレベーターで昇ってくる間に階段で逃げたりね。
そのまま管轄から出ればセーフかなって思ってさっと逃げました。(笑)
佐々木さんの探偵話、そして探偵になるまでのお話、1時間では時間が足りなさ過ぎて…!もっと深掘りしたい話題がてんこ盛りでした!
初対面だった編集部メンバーもすでに佐々木さんのひょうひょうとした魅力のとりこ。佐々木さんをご存じのメンバーでも初めて聞く話が多く、新たな魅力を発見されていました!
参加者の皆さんのガヤもあり、とても盛り上がった第0回でした!
編集部によるグラフィックファシリテーション第0回
適当っていうのには表と裏の意味があって、ほど良く適度にっていう、まぁ表の意味かな。
そんな感じでやっています。
コチラです!!
(会のお土産としてもお配りしました!)
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