生産性を上げたい
サラリーマンと秘書
From:海東和貴
丸の内のオフィスより
堀江貴文さん著作『多動力』に、
こんな記述があります。
* * *
「堀江さんはワクワクすることだけをやれって言いますが、
経費精算はワクワクしないから
ずっと後回しにしていたら経理から怒られました」
と言ってきた。
「平社員が秘書なんて雇えない」と言うが、
そんな無意味な作業に膨大な時間を割かれるくらいならば、
自腹を切ってアルバイトを雇い外注してしまったほうがいい。
* * *
私の話をしたいと思います。
弊社のオフィスはサービスオフィスなので、
掃除・カフェテリアの各種飲み物の準備、
郵便物の受け取りや整理は、
オフィス担当者がいつのまにかやってくれています。
ブログやメルマガの更新については、
執筆のみは私が行いますが、
ブログへの投稿やメルマガ配信予約などは
アシスタントがやってくれています。
クライアントに届けている
郵送のニュースレターについては、
私が電話で言いたいことだけ30分話せば、
それが“私の言葉”で文章になって、
綺麗にレイアウトされた状態でデザインされて、
封筒に宛名を手書きで書いてくれて、
切手を貼って、封入して、
投函まで指示なしでやってくれています。
自宅に関して言えば、
日常的な清掃は家族で行っていますが、
週に1度、家事代行の人に来てもらっています。
掃除が行き届かない、いわゆる“聖域”を
つくらないで済むようにしたいためです。
要は清掃が故にイライラしないためです。
自身のビジネスが
「世界にどれくらい価値提供をし、
結果として喜ばれているか」の尺度のひとつとして、
「社員ひとりあたりの粗利」という考え方があります。
ビジネスにおける粗利、
つまりは総売上から変動費を差し引いた費用を算出し、
それを経営者プラス正規雇用のスタッフの総数で割るのです。
その数字が、2,000万円を超えているか、どうか。
もし超えていないとすれば、
経営者を含めて、スタッフも
「ビジネスにとっての付帯的業務」
「付加価値を生まない業務」に
多くの時間を費やしている場合が多いです。
「付加価値を生み続ける必要のあるポジション」の人から
それらの雑務を取り除き、アルバイト、
外注先に振っていくことが重要です。
時は金なり、と言います。
ただ、お金は稼ぐことができますが、
時間は「節約」することしかできません。
新たに創出することはできません。
時間は、お金よりも価値のあるものです。
生産的な時間をいかに増やし、
雑務をする時間をいかに減らすか。
これが、より高い付加価値を
世界に発信するための第一歩となる場合が多いです。
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