ペンギンはブリを育てる。

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ペンギンはブリを育てる。

From:ペンシロー
ハマチ好きの親父が営む定食屋より

こんにちは、海東です。
じゃねーよ、ペンシローだよ。

先日定食屋でブリを食べていたときだ。
定食屋の親父がハマチもうまいぞなんて言ってきた。
オレはブリもハマチも大好きだが、よく考えりゃ同じ魚なんだよな。
成長に応じて名前が変わっていく「出世魚」ってやつだ。
(ちなみに言っておくがペンギンは魚じゃねぇからな)

オレの好きなブリでいうと
ワカシ⇒イナダ⇒ワラサ⇒ブリ
と名前を変えていく。

関西の方では
ツバス⇒ハマチ⇒メジロ⇒ブリ
と名前を変える。
ハマチとブリは同じ魚なんだな。

この名前を変える魚、成長に伴って出世していく、とされていて
すごく縁起のいい魚なんだ。
オレは定食屋の親父とブリのうまさと出世魚について熱く語ってしまったぜ。

そんな話を海東にしたところ、
出世魚はビジネスに似ている。
なんて言い出しやがった。

一体どういうことなんだと思ったが、
顧客は出世魚である。ということなんだな。

例えば、
マーケット(ペルソナ)⇒見込み客⇒顧客⇒優良顧客(VIP)
と、人の属性が変わっていく。

成長していく過程の「⇒」の部分が
コンバージョン(conversion:変わること。変換。転換。)だ。

見込み客が、とあるキャンペーンや広告によって、
「顧客」に転じることがある。
そのとき、一体何パーセントが「顧客」に転じたか、
しっかり記録をとっておくことが大切だ。
コンバージョンレート(CVR:成約率)の記録というやつだな。

例えば、ある属性の顧客を、
ひとつ上の別の属性にコンバージョンさせるために、
キャンペーンを企画したとする。

その際のコンバージョンレートが、

1パターン:25%
2パターン:10%
3パターン:40%

こんな風に記録しておけば、どのパターンが効果的だったのかも分かるし、
この次の施策も打ちやすくなる。
要はコンバージョンレートを計測して記録することで、
良いものを基準として更にブラッシュアップすることができるということだ。
そして出世魚のように、顧客を優良顧客へと成長させていくことが出来るんだ。

これが読者諸兄のビジネスにとって “強み”になってくるだろう。

コンバージョンレート、覚えておいてくれ。

 <(・ 彡 )з三 ペンシロー

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