業種の専門知識以外のインプット、していますか?

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あなたは、ある分野でのプロフェッショナルのはずです。
その分野について、多くの人が意見を聞きにくるでしょう。
情報を求めてくるでしょう。

求められれば、もっと勉強しようと思うかもしれません。
専門知識をより深め、よりプロフェッショナルとして
高い水準のスキルを獲得していくことでしょう。

ちょっと、想像してほしいことがあります。
業種としてわかりやすいので、仮に、
税理士さんをイメージしてみてください。

とても、有能な税理士さんです。
税の知識に関して、高く信頼しています。
その人に訊けば、いつでも適切な答えが返ってきます。
顧問料を、満足して支払っています。

その人と飲みに行ったりし、
だんだんとプライベートでも仲良くなりました。
その人の話は、いつも「税」に関することでした。
最初は「おお、普段は聞けない裏話だ」と喜んでいたあなた。
でも、だんだんに飽きてきてしまいます。
(この人、「税」という「ひとつの切り口」でしか
ものを考えていないのではないか。)と思うようになります。

一方、友人が契約している税理士の話を聞くと
「彼は税にはもちろん詳しいんだけど、それ以上に、
いつも世界を飛び回っていて、世界の歴史や文化に詳しいんだ。」
ということでした。

どちらが、人間として「魅力」があるでしょう。
人それぞれに、答えがあると思います。

ここからは、私見です。
「専門家として、人に話を聞きにきてもらえる」
ことを目指す目指さないは別として。

知識はある程度、複合的に仕入れていった方が
結果として、クリエイティブな仕事には
良い影響を及ぼす、と思っています。

プログラマーが、開発言語の勉強だけをし続け、
その深度を深めていけば、
それはもちろん、有能なプログラマーになることでしょう。

でも、「他の全く違う切り口」で物事を捉えられたら、
脳内で大きな化学反応が起き、
もっと素敵な価値を、世の中に提供できるような気がします。

歴史を学び、昨今のユーザーインターフェースの推移は、
どのような流れで辿り着いたものなのかを考える。
経済を学び、開発言語の流行りを紐解く。
異文化を学び、これから求められるサービスを予想する。

何となく、この人の話は面白そうな気がしませんか?

そうです。
今日の記事は、完全に私見です。
異論もあるでしょう。

あくまで、ひとつの思考の「切り口」として、
解釈いただけたら良いかと思います。

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