「働け」という内面の声と、どう向き合うか。~ タスク管理の罠

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自分の内面には、常に色々な声が響いています。

ああ、これは無理だ。
あれもやらないと!
あいつが変なこと言ってたな。
(親の声で)節約しなさい。
喉が渇いた。
あの用件、中途半端な状態で止まってるな。
うまく進まないことが多いな。
働かないとやばいぞ、自分。
(友人の声で)あれ、ダサいよね。
あっちのことも、そろそろ始めないと。

この声は、止まりません。
いくら耳を塞ごうが、温泉に浸かろうが、
愛する人と一緒にいようが、止まりません。
声は、頭の中に溢れています。

(蛇足ですが「瞑想」を極めると、これらの声をコントロールできるようになります。)
(ただ、これは別の話。)

「働かないとやばいぞ、自分」という声が強調されると、
自己脅迫に近い形で
「働け、自分」「働け、自分」という声が聞こえてくる場合もあります。

そうすると、あれもやって、これもやって、それもやって、
タスク管理が破綻して、
思考が錯綜するようなことになってしまいます。

タスク管理が破綻しないようにするために、
考えなくてはいけないこと。
それは、「今、この瞬間にやらなくて良いこと」を、
きちんと、自分の前から消してくれるシステムかどうか。

例えば、3週間後に着手するアクションプラン。
今、この瞬間には「タスク」として見えている必要はありません。
3週間後に、自分の目の前に現れれば良いはずです。
3週間後に始めれば良いタスクが、
3週間もの間、毎日、目の前にちらつくのは効率が悪い。
パソコンで言えば、メモリーや CPUが解放されていない状態です。

お薦めは「GTD:Getting Things Done」という方法ですが、
新しいタスク管理の方法を生活に取り入れるのは、
なかなかの労力を要します。

よって、最も手っ取り早い方法は、
・タスクを書き出す
・今、この瞬間に始めなくて良いものに「○」をつける
・「いつ着手するか」(着手予定日)を横に書く
・使っている手帳の着手予定日の欄に、そのタスクを書く
・書いた内容は忘れる
の 5ステップです。

「やらなくて良いこと」を、きちんと管理して
生産的な時間を増やしてみては?という提案です。

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