器の小さな私 – 連合会総会 PTA連合会長挨拶

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2017年5月25日
PTA連合会 総会にて

まずは教育長の◯◯様を始め、多くのご来賓方にお時間をつくっていただき、
◯◯区立小学校PTA連合会の総会にご参加いただけましたことを、
心から御礼申し上げます。
ありがとうございます。

我々は、組織単独で活動をしていても、ほとんど力を持ち得ません。
関係各位のお力添えがあってこそ、ここまでも、
そしてこれからも活動を続けることができます。
改めての感謝の機会として、この総会の場に立っています。
重ねて、いつも支えていただき、ありがとうございます。

昨年のこの場所で、私は私自身のことを「非常に頼りなく映るかもしれません」と、
冒頭で挨拶で申し上げました。
実際、その通りの1年間だったはずです。
私一人では何もできませんでした。

個人的に、組織とは“リーダーの器”以上の大きさにはなれない、と考えています。
この1年間、私の小さな器で、活動を制限してはいけないと考えていました。
器の縁を可能な限り透明にして、外に広がろうとする力を堰き止めないにしよう。
そんな風に考えていました。

各種スポーツ大会、防犯ポスター事業など、
新しい企画や運営方法を担当委員長からご提案いただきました。
おかげさまで、色々と新しい試みをすることができた1年間だったと感じています。

私の仕事は、器の縁となって活動を制限することではなく、
ひとつの軸を持つことだったと思っています。
判断に迷ったときに、立ち返る原点。
「子どもたちを中心に置いた組織」としての磁力となれるかどうか。

昨今、PTAを取り巻く環境は過渡期にあります。
一方で、子どもたちのことを“利害”ではなく、“自分ごと”として真剣に考え、
行動を起こせる大人の集団として、
PTAの存在価値はこれから更に高まっていくとも言えます。

◯◯区立小学校PTA連合会には、大きな力があります。
支えてくれる方、ネットワークもたくさんあります。
器の領域を常に広げて、
中心に一本の強い磁力を持った組織として、
子どもたちの“より良い環境づくり”のために、
発展していってほしいと願っています。

結びに、本日この場にいらっしゃる各校役員、
小P連サポーターの皆さまの、益々の飛躍を祈念いたしまして、
私からの挨拶といたします。
ありがとうございます!

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この投稿の趣旨

10,000時間の法則、というものがあります。

ある分野でスキルを磨いて一流として成功するには、10,000時間以上の練習・努力・学習が必要というものです。世の中には、この法則について「十分条件」と「必要条件」がごっちゃになって語られている場面もあります。ただ、まぁ、堅いことを抜きにすれば、10,000時間もの時間を投資して何かをやってきたことは、自分自身の「自信」にしても良いもの、と思います。

私は「子育て」に関しては、優に10,000時間を超える試行錯誤をしていますが、その中の2,000時間ほどは、PTA会長として過ごした時間が含まれます。子どもたちの通う小学校で3年間、(東京23区の、とある)区全体の連合会長として1年間、活動をさせてもらいました。

歴史が長く、あまりにシステマティックに組織運営がされていたため、運営そのものはママさんたちにお任せして、私は私ができることをしよう。そう思って就任半年後、2学期から、少しずつメッセージを発するようになりました。

そのスピーチ録を、フリー素材として公開しようと思います(著作権は放棄していません)。そもそもは、親や先生に私の考え方や価値観をリーチさせ、そこから「かっこいい背中の大人」を更に増やすことができれば、私がビジネスを通じて実現したいこととも通じるな、と思って始めたことです。かっこいい背中の大人が増えれば、子どもたちは、未来や自分自身に対して、更に強い希望を持つことができます。そういう子どもが増えれば、世界はもっと、魅力的なものになります。

世の、仕事がありながらもPTA活動等、子どもたちの過ごす環境の改善に努めてくださっている方のお役に立てれば、と思います。役割上、スピーチや、意見表明、書面への寄稿をするシーンも多々あるかと思います。時に、それらを創作する時間がないときには、文章をこのまま使っていただいても構いません。 その際、特にクレジット表記等も要りません。笑

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