人材を強化したい
部下や家族とのコミュニケーション法
From:海東和貴
神田のスターバックスより
「りんご」の話をします。
あなたの自分の求める年収を得ていない場合、
(仮に年収 3,000 万円とします)
今回の話は役に立つはずです。
コミュニケーション。
時には、言いたいことが伝わらず
もどかしい思いをすることもあるでしょう。
どうせ伝えるなら、
「きちんと伝える」ために
努力した方がお互いのためにも建設的ですが、
なかなか上手くいかないときもあります。
実は「伝えたいことを伝えられなくて
もどかしさを感じている瞬間」に、
3,000万円の価値が薄まっていっています。
本当は社会に価値提供できるはずの時間を、
コミュニケーションの齟齬に
費やしてしまっていることになるからです。
ご自身のためにもご家族のためにも、
そして社会のためにも望ましくはありません。
伝えたいことは、正確に伝えた方が良い。
コミュニケーションとは、
「エンコード」と「デコード」の繰り返しです。
ある人の脳に浮かんだイメージを、
「言葉」という形でエンコード(暗号化)して、
それが相手の耳や目に入り、
デコード(解読)されます。
例えば、頭の中に
「青森県でとれる赤い果物」が
浮かんだとして、
それを言葉で「りんご」と伝えたとき、
もしかしたら相手の心の中には
「青りんご」が
投影されているかもしれないわけです。
赤いりんごを
思い浮かべてもらおうと思ったのに、
相手には色の違うものが伝わっている。
りんごひとつでこんな齟齬が生じるわけで、
もっと複雑なコミュニケーションになれば、
エンコードとデコードのミスが
多発していることが想像できます。
ロシアのオイミャコンという町。
永続的な居住地(都市)における
世界最低気温を記録した場所です。
その記録された気温は、-71.2度。
マイナス、ななじゅういってんに度です。
これ、いきなり隣に座っている人に
「あのね、オイミャコンって町がね。-71.2度なんだって。」
って言われたところで、
「へぇ・・・?そうなんですか?」
で終わるのではないかな、と思います。
ところが、もし突然にご自身が
その町に放り出されたら、
「死」をも覚悟するとんでもない体験を
することになります。
相手の発した「寒い」という言葉の
神髄を知ることになります。
コミュニケーションとは、
自らの中に浮かんだイメージの世界を
相手に「体験」させること、
と言うこともできます。
こう考えると、コミュニケーションは
いかに自らの内面に浮かんだイメージを
巧みにエンコードするかに
かかってくることがわかります。
言葉、身振り手振り、その他を駆使して、
相手に自らの世界観を「体験」
させることにかかってきます。
コミュニケーション能力とは、
相手を、自らの創造した世界に存在させること。
これを意識すると、
新しい視点を得ることができると思っています。
それが、3,000万円の価値を保つことにも繋がります。
コメント