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“萩の月”は美味しくない?
onlineSalon 2020/08/13(木)
【“萩の月”は美味しくない?】
前回の記事で「“期待値”を操作すると面白いことが起こるかもしれない」と書きました。まだお読みになっていない方は、ぜひ先に読んでみてください。
期待値を超え続けることで、リピートと顧客満足度を高めるという話です。きっとあなたのビジネスにもすぐに転用できるはず!と思っています。
ある人から、こんな話を聞いたことがあります。本当か嘘かの検証はしていません。飽くまで、概念として「なるほど、そういうこともあり得るのか」と捉えた話です。
地方のお土産を買い求めようとすると、同じような味をした、黄色いスポンジのお菓子をいくつか思い浮かべることができます。恐らく、先駆けは「萩の月」であろうと思います。蛇足ですが、萩の月は脱酸素剤である「エージレス*三菱ガス化学の登録商標」をお菓子に応用した草分け的存在と言われています。この技術導入があったから、似たようなお菓子が常温で販売できるようになりました。
さて、この萩の月(だったり、それに似た観光地銘菓)は、「美味しくなりすぎないように作られている」とそのとき聞いたのです。
どういうことか。
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期待値を“裏切る”ための施策
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要はですね。
「美味しすぎる」と「めちゃくちゃ美味しかった!」という記憶が、実際の美味しさより高い水準で脳に刻まれてしまうんです。なので、次に買ったときに期待値が高くなりすぎて「あれ?こんなもんだったっけ?」となり期待値より実際の味が下回るため、3回目以降の購入に繋がらないというわけ。
一方「へー、なかなか美味しいもんだ」という記憶だと、いつまで経っても「あのお菓子は割と美味しかったよな」というインフレしてない期待値が維持されて、いつでも「期待値のちょっと上」の体験を残すことができて、ずっと買われ続けるというわけ。
美味しくなりすぎないように作られている。
最初にも書いた通り、これが本当か嘘かは検証してないですよ。飽くまで、概念として「なるほど、そういうこともあり得るのか」と捉えて欲しくて書いています。
これくらい、ビジネスの安定的な発展のためには「期待値の操作」が大事という話のサンプルです。
これを、我々のビジネスでどう活かすと良いか、考えてみます。
ちょっといい
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