ある勉強熱心な男の末路

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ある勉強熱心な男の末路

From:海東和貴
自宅の書斎(窓の外は雨)より

ある、勉強熱心な男がいました。
本を読み、講座に通い、
電車の中では音声講座を聴く日々。

成功する自分を夢みていますが、
どんな“智”に触れても
「なんとなくしっくりこない・・・」
と実践に活かされず、
またもや別の新しい“智”にお金を投下していきます。

“自分探しの旅”という表現があります。
まさに彼は、“自分にしっくりくるノウハウ”を
探し求めて、旅をしているのでしょう。

しかし、もし今の自分が実現できていない
何かしらの“成功”を求めているのであれば、
彼の考え方は危険です。

恐らく、いつまでたっても
なりたい自分にはなれません。

「自分にしっくりくる = 自分にぴったり合う」

という考え方なので、自分の価値観に合致するものを
探し続けることになります。

本来、成功するために何かしらの“智”を
仕入れるのであれば、
自分にはなく、成功者にはある“何か”を
得ることが目的のはずです。
その“何か”とは、要は
成功者と自分の“違い”です。

違い。

自分にはなくて、成功者が持っているもの。
その違いを明らかにし、
それを吸収していくことで、
自分を“成功している人”に近づけているはずです。
それなのに、そもそもの“違い”に目を背けて
「自分には合わない、しっくりこない」
と言っていては、自身の成長が促されません。

過去の自分とは違った価値観を得て、
過去の自分とは違った行動をするからこそ、
過去の自分とは違った結果を得ることができます。

経営コンサルタントであり、
『7つの習慣』の訳者としても知られる
ジェームス・スキナーさん。

彼の言葉に「違いをもたらす違い」
というものがあります。

いま、自分が求める成功者と、
自分との間にある“違い”を
もたらしている“違い”とは何なのか。

それを知り、認め、取り入れることが
自らの成長を早める秘訣の1つです。

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