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真似する⇒新しいアイディア
From:海東和貴
静岡県藤枝市のホテルより
ジョンソン・エンド・ジョンソンの話。
同社は、アメリカ合衆国ニュージャージー州ニューブランズウィックに本社を置く、
製薬、医療機器その他のヘルスケア関連製品を取り扱う多国籍企業です。
もともとは、“使い捨て”医療用器具のメーカーでした。
同社は、自社の強みであった“使い捨て”を、
当時は眼鏡のように“長い期間を使う”存在であった
コンタクトレンズに水平展開をし、
“使い捨て”コンタクトレンズを開発したと言われています。
今や、多くの人が使っている使い捨てコンタクトレンズですが、
言うなれば、他のモデルから「模倣して生まれた」新しい付加価値です。
この事例は同じ組織内における
“アイディアの水平展開”ですが、
異業種から何かしらのモデルを水平展開したことで、
成功した事例は多数あります。
今回の記事の主題は「模倣」「真似」です。
「模倣」というと「人の真似」といった趣きで
ネガティブなイメージもある言葉ですが、敢えて
「世の中の全てのアイディアは模倣から生まれている」
という切り口で世界をみてみると、色々な発見があります。
新しいアイディアとは、
「0から1を生む作業」と思われがちですが、
実際は「2と2を掛け合わせて生まれる」ものの方が多いのが現実です。
つまり、新しいアイディアは、
「過去のアイディアの組み合わせによって創造される」
場合の方が圧倒的に多いのです。
何かしらの分野で成功しているモデル。
ここから、どの部分に着目して、
どの部分に自分らしいギミックを足すのか。
あなたと全く別の業界において、
「これが自分の業界にあったら面白いだろうな」
と思えるものはありますか?
そのモデルを、あなたのビジネスに
水平展開するとしたら、どんなアイディアが浮かびますか?
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