人材を強化したい
“魅力的な人”の正体
From:海東和貴
丸の内のタリーズコーヒーより
仕事柄か、プレゼンテーションについて
考える機会が多いです。
自分のものを考える機会も、
人のものを考える機会も。
プレゼンテーションは、
当然ながら“内容”も大事ですが、
もっと大事な部分に“見え方”という要素があります。
かつて、Twitter上で
こういうメッセージをみました。
* * *
『恋愛において、外見と言うのは
高校野球で言えば地区予選に過ぎない。
その人の内面こそが甲子園なのだ』
「つまり、内面を磨けと言うことですね!」
『違う。地区予選に勝たないと
甲子園には出場できない、ということだ』
* * *
プレゼンテーションでも同じでしょう。
ある一定以上の“外見(見え方)”をしていないと
そもそも内容は頭に入ってこない場合が多いです。
それでは、その“見え方”の土台にあるものは
どんな要素でしょうか。
それは紛れもなく、“自信”であると言えます。
「自信がなさそう」にしていたら、
伝わるものも伝わらないはずです。
そして、この“自信”とは、
“実力”と全く違う要素です。
例えば、医者。
同じ大学を出て、
ほとんど同じ経歴を経て、
ほとんど同じような症例を診てきた
2人の医者。
あなたが胃痛に悩んでいるとき、
偶然にもこの2人の医者に診てもらう機会がありました。
片方は自信満々に、
「それは○○という症状です。この薬で治しましょう。」
と言い切ってくれたとします。
もう片方は、
「ええと、これはきっと○○だと思います・・・。
この薬を飲めば治ると思うんですが・・・。」
と覇気がない感じ。
あなたは今後、どちらの医者に診てもらいたいと思うか、
ということなんです。
例が極端ですが、ビジネスにおいては
“自信”はとても大事な要素です。
そして、この“自信”には、
機微なバランス感覚が必要です。
自信満々である必要があります。
でも、横柄であってはいけません。
人は、自信がある人のことが嫌いなのではありません。
威張っている人が嫌いなのです。
さて、ここまで“見え方”の話をしてきましたが、
少し言葉を変化させて、
“魅せ方”という要素も、大事です。
魅せ方とは、魅力をどう引き出すか、
という部分にも関わってきます。
永松茂久さん著作『斎藤一人の道は開ける』に、
こんな一説があります。
* * *
山の中に、一本の見事な桜がある。
遠いところからも人が来て、山の中に道ができて。
やがて縁日が立って、店もできて、賑やかになる。
魅力ってそういうもの。
* * *
見え方と、魅せ方。魅力。
時に、こういたことについて
「どのように高めるか」を考えてみるのも、
経営者にとって有意義な時間になるのではないでしょうか。
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