“行動を起こせない”理由

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“行動を起こせない”理由

From:海東和貴
自宅の書斎より

前回の記事では、
人が「途中であきらめる理由」について書きました。
今日は、そのひとつ手前の段階、
人が「行動を起こさない理由」について書きます。

何か良いアイディアを得た、
人生がもっとよくなるような行動の着想を得た、
とても実践的なアクションを知ることができた、、、
でも行動ができない。

その理由をお伝えします。

恋愛に例えましょう。

高校生の頃の自分に時を遡ってみてください。
あなたに、とても好きな異性がいたとします。
相手の気持ちの感触は未知数。
あなたの気持ちを相手に伝えなければ、
何も状況が変わらない状態です。
でも、気持ちを伝えることができない。
悶々とした日々を過ごしているとします。

なぜ気持ちを伝えることができないのでしょう?
相手から断られることが怖いから?
きっと、それも答えでしょう。
一方で、もっと思考を掘り下げることができます。
なぜ、気持ちを伝えることができないのか。

それは、「告白しない状態」を維持することで、
「上手くいくかもしれない可能性」を
保持し続けることができるからです。
告白すれば、気持ちが通じるかもしれない。
でも、断られるかもしれない。

告白しないでいれば、
「恋愛が成就するかもしれない確率が50%の未来」を
自分の中に持ち続けることができます。
選択をしないことにより、
“失敗”のレッテルを貼られる未来を放棄し、
“成功”のレッテルを貼られる可能性を
自分の世界の中に継続して維持することができる、
ということです。

真面目に何かの行動を起こし、
それがうまくいかなったとき、
その瞬間に自分の“何か”が足りていないということを
直視する必要が生じます。
それを無意識のうちに回避していることが、
「行動を起こさない理由」の土台にあるのです。

私がクライアントとのセッションを通じて
行っていることの中に、
「仮に失敗した際の状況を想像してもらう」
ということがあります。
実際に行動を起こし、
それに失敗したときに何を失うことになるのか、
一緒にシミュレーションするのです。

これは当事者になって書き出してみると
よくわかるのですが、
実際、失敗しても大したことにはなりません。
それに気がついたとき、
クライアントの箍(たが)は外れ、
翼が大きく開きます。

行動できない何かがあるとき、
「失敗して失うものは何だろう?」と考え、
それらを紙に書き出すことが有効です。

しかも、簡単。


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