事業基盤を強化・再編したい
強制的にアイディアを出す法
From:海東和貴
東京ミッドタウンのスターバックスより
芝公園に隣接するホテルで、
経営計画を策定することがあります。
年に、数回。
経営計画の策定には「情報カード」と呼ばれる
紙片を大量に使います。
この紙を使って、検討する施策について、
1カードに1つのアイディアを書きます。
例えば、ひとつのプロジェクトに対して
達成のためのアイディアが必要な場合、
この情報カードを“先に”テーブルに20枚並べて、
その上でそれぞれにアイディア
を書き出す作業をします。
「アイディアが生まれたら新しいカードを用意する」
のではなくて、最初から
「20のアイディアを出す」と決めてから、
頭を回転させるのです。
これで、強制的にアイディアが生まれます。
似たような方式で、マンダラートという手法があります。
プロ野球選手の大谷翔平さんが高校1年生に頃に立てた
“目標”でも知られている手法です。
目標を9マスの中心に書き込み、
それを実現するための手法や手段を
残りの8マスに書き出します。
そして、8個出たそれぞれの手法を、
また新しい9マスの中心に書き入れ、
それを実現するためのアイディアなどを8マスに書き出します。
9マス×9マスの81マスで思考を止めても良いですし、
更に発展させたいものがあれば、
新しい9マスを用意して拡張することができる
アイディア発想法です。無限に広げることができます。
両者に共通することは
「先にアイディアを○○個出す」
と決めてから思考を開始することです。
アイディアというものは実は“煮詰まった後”に
名案が浮かぶ場合が多い。
それを自身の中から引っ張りだすために
「先に数を決めてから」頭を使う。
達成したい何かがある場合、試してみてください。
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