事業基盤を強化・再編したい
サイコ
From:海東和貴
自宅の書斎より
過日のメールマガジンにて、
「どんな魚(顧客)を喜ばせるのか」を
明確に定義することの重要性について述べました。
近海に住む魚なのか、
外洋を回遊する魚なのか。
それによって、船も装備も変わるからです。
そして最初に決める必要のあることは、
デモグラフィック情報であると書きました。
復習のために改めて書くと、
性別 / 年齢 / 収⼊ /
家族構成 / 居住地 / 最寄り駅 /
宗教や⺠族性 / 学歴や教育水準
といった内容です。
ここまで決めたら、次のステージに行きます。
「サイコグラフィック」です。
趣味 / それに付随する外見的特徴 /
話し方の特性 / 価値観 /
好きなもの(こと) /
苦手なことや弱点 / スキルや得意なこと /
支持(所属)している政党 / 宗教的見解
などです。
前の記事でお伝えしたデモグラフィック情報と、
今回お伝えしたサイコグラフィック情報を纏めることで、
かなり具体的な「人物像」を思い描けるはずです。
ここまで絞り込めれば、
例えば広告を出す際に、
どのエリアに重点的に出せば良いか、
どの雑誌や機関誌に掲載すれば効果的かなどについて
「闇雲」に検討する必要がなくなります。
ある種の方向性がみえるはずなんです。
目標設定の下手な人、というのがいます。
例えば「今月中に10人の契約をいただく!」
という目標を立ててしまう人です。
こういう趣の目標を立てる気持ちも
わからないではないのですが、
これだとやることが「闇雲」になってしまい、
方向性が正しいのかまずいのかすら
判別をつけるのが難しいのです。
何と言っても「契約をいただく」には、
自分以外の人の意向が入ってきますから。
一方で、行動目標として
10人の契約をいただくために
⇒ 100人に合わないといけないはず
⇒ ○○までに100人と会う!
⇒ そのために150人のリストをつくる
⇒ そのリストに○○までに電話をかける!
と目標を立てれば、
「闇雲」感はなくなります。
あとは数字を取って、補正していけば良いからです。
例えが少し逸れましたが、
デモグラフィック情報やサイコグラフィック情報から
理想の顧客像を組み立てることは、
あなたのビジネスから「闇雲」感をなくし、
目標設定を容易にするためのひとつの選択肢です。
時間を取って、取り組んでみてください。
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