新製品・新事業を開発したい
運を高める方法
From:海東和貴
丸の内のオフィスより
私が好きなドラマのひとつに、
NHKの『ハゲタカ』という作品があります。
(綾野剛さん主演の方ではなく)
大森南朋さんと柴田恭兵さんが主演を務める、
海外投資ファンドをテーマとした話です。
そのドラマのオープニングで、毎回下記の台詞が流れます。
誰かが言った。人生の悲劇はふたつしかない。
ひとつは金のない悲劇。
そしてもうひとつは金のある悲劇。
世の中は金だ。金が悲劇を生む。
世の中に起こっている出来事は、色々な切り口で分けることができます。
・人類にはふたつの種類しかいない。
ひとつは女。そしてもうひとつは男。
・動物にはふたつの種類しかいない。
ひとつは空を飛べる動物。そしてもうひとつは飛べない動物。
・漫画にはふたつの種類しかない。
ひとつは海賊をテーマにした漫画。
そしてもうひとつは海賊以外をテーマにした漫画。
・人の思考にはふたつしかない。
ひとつは人のせいにする思考。
そしてもうひとつは自分のせいにする思考。
・人の資産状況にはふたつの考え方しかない。
ひとつは“自分にはお金がある”という考え方。
そしてもうひとつは“自分にはお金がない”という考え方。
と、どうにかすれば、
ほとんどのものは“ふたつ”に分けることができます。
さて、本題。
“自分にはお金がない”と考える人と、
“自分にはお金がある”と考える人との間には、
ひとつ、決定的な行動の“差”があると思っています。
前者は「いかにお金を増やそうか」と考え行動することに対して、
後者は「いかにお金を減らさないようにするか
(お金を浪費する使い方をしないようにするか)」
を主軸に考え行動する、という“差”です。
例えば、何か儲かりそうな話があったとして、
前者は「少しでもチャンスがあるなら」と考えがちなのに対して、
後者は「確率が低いならやめよう」と判断する場合が多い、
ということです。
(もちろん思考は多種多様ですので、
飽くまでひとつの“傾向”として捉えてください。
ここには“社会貢献”的なお金の使い方の思考について網羅していませんし)
これはお金に限らず、
“運”にも言えること、と思っています。
2つの考え方と、それに伴う行動がある、という点。
例えば、ある人が宝くじで高額当選したとしましょう。
このとき「一生分の運を使い切った」と思う人と、
「自分は今ツイてるからこの運を人に分けよう」と
思う人がいるんです。
よくよく考えれば、日頃からツイてると思えている人は、
色々なところでハッピーな気持ちを味わっているでしょうから、
その分、人にも優しくしやすい側面はあるはずです。
使い切ってしまうものなので、
自分ひとりで留めておきたいという考え方と、
ツイてるときは自分の周りに運が集まってきている状況だから、
これをどんどん人に分けようという考え方、
そして行動。自分の運を高めて、それを人にも分けて、
結果として自分も周りも幸せであるという好循環をつくることは、
経営者として、ひとつのかっこいい背中の魅せ方でしょう。
じゃあ、運を高めるためには何をしたら良いのか。
これは、経験だったり、先人の言葉だったり、
クライアントにアドバイスした結果
(私はスピリチュアルな仕事はしていないので
“運を上げる方法”として直接的にアドバイスしたもの
ではないけれど、その結果)のフィードバックから判断するに、
3つのことを意識すれば運気は上がるように思っています。
ひとつは、モノを捨てること。
ひとつは、古い場所から抜け出すこと。
ひとつは、直観力(直“感”力に非ず)を鍛えること。
ひとつめは、何となくおわかりだと思います。
雑多な空間は、生産的ではない空気をつくります。
今は昔と比べて、「モノを捨てる方」が大変です。
何かを買うとき、今日では送料無料で
玄関まで持ってきてくれる場合が多いです。
一方、モノを捨てるときには、基本的には
自分で集積所などに持っていかなくてはなりません。
要は、家のモノの総量は相対的に“増えやすい”のです。
日頃から“捨てること”に意識を向けることが大事と思っています。
ふたつめは、“コンフォートゾーン”から
抜けだそうという意味合いです。
新しい場所に行き、新しい人と会い、新しい空気に触れること。
水も一箇所に留まっていては腐るばかりです。
流れているから清流でいられます。
新しい場所に流れ、そこで新しい世界に触れることが大事と思っています。
最後の、直観力。(直“感”力ではなく、直“観”力です。)
直観とは「推理考察など論理的思考によらず,
感覚的に物事の真相を瞬時に感じとること」です。
瞬時に物事の本質を見極める力を養うことで、
多くの選択肢の中から自分にとってのツイてる道を
選べるようになると思っています。
運を高め、まずは自分が幸せになり、
そしてその運と幸せを人に分けられる人が増えたら、
もっと魅力的で楽しく、子どもが憧れを持つような、
そんな世界をつくれるのではないかと思っています。
運を高めるために、今日、まずは何ができますか?
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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