商品価格を5%上げると、会社の利益はどれだけ上がるのか?

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以前、粗利率を2%上げると、会社の利益はどれだけ上がるのか?
という記事を投稿しました。
今回は、もっと単純に、
商品をただ値上げしたら何が起きるのか。

前回と同じ設定で計算します。

粗利率 80%、労働分配率 50%のウェブ開発屋さん。
50万円の契約を、年間 40件、
コンスタントに成約させている会社です。

年間売上、2000万円。
粗利率が 80%ですので、粗利益は1600万円です。
労働分配率が 50%なので、人件費は 800万円。
その他と合わせて、固定費は 1300万円。
会社に残る利益は、300万円です。

さて、この会社がサービス単価を「5%値上げ」したとき、
会社の利益は、何%増えるでしょうか。
前回の記事もありますので
「5%値上げしたら、利益も5%増しよね」
という考えにはなりませんよね?

もっと上がります。

計算してみましょう。
売上が5%増しますので、会社の売上は2,100万円になります。
もともと、変動費(外注費)は400万円でした。
今回は、商品を値上げしただけですので、外注費は変わりません。
粗利は、1,700万円になります。
固定費も変わりません。1,300万円のままです。

つまり、会社利益は400万円になります。
300万円だった利益が、400万円。

5%値上げしたら、34%も会社利益が増えました。
マジックでも何でもなく、こういうことが起きます。

では、自然に値上げをするためには、どうしたら良いのでしょうか。
それはまた、別のお話。

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