From：海東和貴
丸の内のオフィスより

昨日、皇居の周りを走ってきました。初めての体験です。
11月にフルマラソンに出るためにトレーニングをしています。
昨日は一緒に出場する仲間から「皇居で走ろう」とお誘いを受け、
ぐるりと走ってきました。

日曜日の朝の早い時間に行きましたが、
多くの人が走っているんですね。

走っていると「びゅんびゅん」と私を追い抜いていく人が多数います。
私は、ランニングの先生から
「決めたペースを守るように。周りに煽られないように。」
と常に言われているため、規定の速度で走るよう心がけました。

きっと、先生に言われていなければ、追い抜かれることに焦りを感じて、
自分も速度を上げてしまうんだろうな、と思いながら。

＊　＊　＊

ここで、ビジネス的な観点（記事のテーマ）を閃きました。

私が、一定速度で走っていたとする。
横を、Aさんという人が高速で走り抜けていったとする。

このとき、両者の間には
「スピードの違い」以外に、もっと明確な“違い”があります。

それは「何周走ることを目標としているのか」という違いです。

仮に、私が5周を走ろうと思っていたとして、
Aさんが1周を目標としている場合、そもそも速度の比較は無意味です。
Aさんの様相に焦って自分が速度を上げて追いついたとして、
その人が1周目でゴールをしてしまえば、
あなただけ疲れた体を持て余して取り残されることになります。
5周走りきることも危ぶまれるかもしれません。

ビジネスにおいても、同じことが言えるのはないでしょうか？？

あなたがライバルと思い、比較している対象がいたとして、
そもそも、その人とあなたのゴールや目標は同じなのでしょうか。

きっと、違うはずです。

目に見えやすい「スピード感」という部分だけに囚われて、
肝心の目標達成が遠ざかってしまっては意味がない、
ということが今回の記事の本質です。

明日は、全く“逆の切り口”で記事をお届けします。

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