事業基盤を強化・再編したい
“皇居ラン”(敢えて逆説)
From:海東和貴
丸の内のオフィスより
前回、皇居ランなどにおいて、
周りの人と速度が違うからと言って、
それに合わせて自分の速度を上げる必要はない、
と書きました。
あなたが皇居を5周を走ろうと思っていたとして、
速度の速いAさんが1周を目標としている場合、そもそも速度の比較は無意味。
Aさんの様相に焦って自分が速度を上げて追いついたとして、
その人が1周目でゴールをしてしまえば、
あなただけ疲れた体を持て余して取り残されることになります。
5周走りきることも危ぶまれるかもしれません。
目に見えやすい「スピード感」という部分だけに囚われて、
肝心の目標達成が遠ざかってしまっては意味がない、と書きました。
* * *
今回は、全く“逆の切り口”で記事を書きます。
「少しでも早くゴールした方が次の選択肢が増える」
という切り口です。
少しでも早く走れば、時間の余裕が生まれます。
時間の余裕が生まれれば、
・休む
・もう1周走る
・筋トレする
・散歩する
・走る人を観察する
といったように選択肢が増えるのです。
周りの人に合わせて、あなたの走るスピードが上がったとして
その分、早く1周を走り終えることができれば、
あなたはその次の行動の“幅”を持てるのです。
前回の記事とは真逆のことを言っています。
真逆ですが、ポイントがあります。
それは「目標設定が明確であるか?」という点です。
多くの人は、漠然とビジネスを経営しています。
1年後、翌期の経営目標を持っていたとしても、
10年後のビジョンや、次世代のビジョンなどは
持ち合わせていない場合があります。
そもそも、自分がどんな生き方として
どんな死に方をしたいのか、考えている人は限りなく少ないでしょう。
自分のビジネスをどのように完了させるのか、もしくは引き継ぐのか、
明確にイメージできている人も少ないはずです。
「皇居を5周、走る!」という明確で鮮明な目標がある場合、
それを達成するために、
周りのスピードに煽られず自分の速度を保つことが重要です。
一方で、ビジネスにそこまで明確で鮮明な目標がない場合、
できることは“とっとと”やってしまった方が、
選択肢が増えて可能性が広がります。
あなたのビジネス。
目標、未来は鮮明ですか?
いま、適切なスピード感でビジネスを成長させていますか??
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