ある“3%”の考え

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ある“3%”の考え

From:海東和貴
西新宿のヴィ・ド・フランスより

ある研究結果によれば、 ほとんどの人は
「自分には能力がない」と思っている、と言います。
一方で全体の概ね“3%”が、 
「自分には既に充分な能力が備わっている」と思っている 、と言います。

つまりこの“3%”人たちは、
何か自分の能力では及ばないことに出くわしたとき、
「足りない能力を得よう」とはせず、
既に持っている能力を「引き出す」ことに注力するのです。

なぜ、ほとんどの人は「自分には能力がない」と
潜在的にも顕在的にも思ってしまうのでしょうか。

それは、
「あなたには充分な能力がある。
 だからいろいろなことができる。」 
と言ってくれる人は、そうそういないからです。

結果として、
「自分には充分な能力があるのだ。
 それを引き出せば良いんだ。」
と自然に思える人は少ないのです。

過去に読んだ子育て本によれば、
このことは親の接し方からの影響が強いようです

例えば、ある小学生(高学年)の女の子が
バスケットボールの試合で活躍できずに
負けてしまったとします。
監督から怒られて帰ってきました。

そのとき、その女の子の親が
次のどっちの姿勢で話を聴いているかによって、
その子の考え方は大きく変わってくるのです。

Aパターン:
女の子『試合で全然活躍できなくて、監督に怒られちゃった・・・。』
父親「やっぱり女の子には無理なのかもしれないね・・・。」

Bパターン:
女の子『試合で全然活躍できなくて、監督に怒られちゃった・・・。』
父親「今日は失敗したかもしれないけれど、
   練習すれば次はうまくいくよ。
   だって、君の中には既に充分な能力があるんだから。
   君は、望めば総理大臣にだって
   なれるかもしれないんだぞ?」 

極端な例ではありますが、
どちらが、この女の子にとって明るい未来に繋がる可能生が高いか、
歴然としていると感じるのです。

そして、ここからは私たち大人の話。
私たちは、今更に親に褒めてもらっても、
そんなに大きく価値観を変えることはできません。

だったら、自分の在り方を
自分で意図して変える方がよっぽど有意義です。

「あなたには充分な能力がある。
 だからいろいろなことができる。」 
と言ってくれる人は、そうそういないのであれば、
自分で
「自分には充分な能力があるのだ。
 それを引き出せば良いんだ。」
と毎日、自分に言い聞かせれば良いのです。

この価値観を毎日、自分に伝えてあげることによって、
抗生物質のようにすぐさまに、
自分の中にある嫌なものを消してしまうことはできませんが、
良く効く漢方薬のように、
じんわりとあなたの思考に左右していきます。

あなたには、充分な能力が備わっています。
だから、いろいろなことを実現に導くことができます。


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