多数派の裏を行く

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多数派の裏を行く

From:海東和貴
丸の内のオフィスより

資本主義、資本主義と言いますが、
実際のところ資本主義とはどんな“器”なのか、
考えたことはありますでしょうか??

ここで敢えて“器”と言っているのは、
資本主義が昨今の社会における
土台としての立ち位置であるため、
我々を乗せて動いている“器”と考えると
理解が進みやすいからです。

資本主義とは、「資本」、
つまりは事業活動を行うための元手となるお金の運動が、
社会のあらゆる基本原理となり、
利潤や余剰価値を生む体制であることです。
お金の運動が価値を生む基本原理。
つまり、資本主義の社会においては、
何かの活動を行うためのお金を多く持ち、
それを運動(購入・投資・循環)させることのできる人こそが
勝者である、ということです。

冒頭で、“器”と述べました。
この資本主義という“器”は、
厳密にお椀の形をしていません。
形が偏っています。
いびつな形をしています。
地面に水平に置いてあるかのように見えますが、
中に何かを盛りつけると偏ります。
なんでこんなに抽象的な表現をしているのでしょうか。

ここの“器”が仮にご飯茶碗のように
綺麗な形をしていたら、
もっとみんなが幸せになっているはず、
と思うからです。

満遍なく資本が行き渡り、運動し、
みんなが幸せになっているはずだからです。
今の世界を見回したところで、
「お金」に関して完全に満足している人が
何パーセントいるでしょうか。

きっと、もの凄く少ないはずです。

“器”がいびつなので、
資本の運動も偏っているのです。

さて、ここからが本題です。
「お金」に関して完全に満足している人が
何パーセントいるでしょうか、
という質問であなたの頭にも浮かんだように、
お金に関して完全に満足している人は、
少数派です。

世界の少数派。

資本とは「“事業”活動を行うための元手となるお金」ですから、
つまりは事業において自分が思い描く通りに
成功している人は少数派ということになります。

世界の大多数は
資本主義社会においては満足していないのです。

それでは、成功し、満足するためにはどうすれば良いのか。
それはつまり、少数派になることなんです。

多数派の価値観や行動指針などを
“空気を読んで”取り込まなくても良いということです。

成功したければ、少数派になる必要があります。

人が“空気を読んで”行動しないようなことでも、
成功に繋がると思えば、やってしまえ良いのです。

きっと、そうすることで批判も増えるでしょう。
でも、歴史を振り返ったとき、
「批判を受ける側」こそが世界を変えてきました。
「批判している側」で世界を変え、
歴史に名を残した人はほとんどいません。


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