人を動かす法

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人材を強化したい

人を動かす法


From:海東和貴
下りの特急電車の中より

D・カーネギー著作『人を動かす』に、
「人を動かす三原則」という章があります。

よく“原理原則”という表現が使われますが、
ここでは明確に“原則”と言い切っています。

では、「原理」と「原則」の違いは何なのでしょうか。

まずは、私なりに過去に検証した内容を纏めてみます。

原理とは、過去に焦点を合わせた言葉。
既に結果が出ているものに対して、分析をすることができるもの。
「あなたが車を運転できる原理は?」という質問は成立しますが、
「あなたが車を運転できる原則は?」というのは、
日本語として違和感があります。

この問いに対する答えは、
今自分が運転できている理由を答えれば良いので、
「原理?うーん。教習所に行って、
運転のスキルを身につけたことじゃない?」
と答えることができます。

即ち、原理とは「何でそうなってるの?」
を知りたいときに使う言葉です。

一方、原則は違います。
原則は過去ではなく、
現在から未来に向けて焦点が合っています。

成し遂げたい結果を得るために
守る必要のあるルールのこととも言えるでしょう。

「車を運転したいんだけど、
日本で車を運転するための原則は?」
という問いが成り立ちます。

その答えとして、「(原則、)日本では教習所に行って、
訓練を受けて、免許を取った人が車を運転できるよ」
と答えることができます。

即ち、原則とは「どうしたらそうなるの?」を
知りたいときに使う言葉です。

では、今回の本題「人を動かす法」に移ります。

あなたに成し遂げたい何かがあるとき、
まずは何を意識すると良いのか。

冒頭に出した、D・カーネギー著作『人を動かす』にヒントがあります。

原則1:盗人にも五分の理を認める。
「なるほど、そう思っているのね」
「あなたにはそういう風に見えているんだね」
「そういう考え方もあるのね」と、
批判も非難もせず、苦情も言わないこと。

原則2:重要感を持たせる。
上からでも下からでもなく、努めて対等に、
相手の承認欲求を満たしつつ、率直で誠実な評価を与えること。

原則3:人の立場に身を置く。
その人が好むものを問題にし、
それを手に入れる方法を教えてあげること。
その結果、強い欲求を起こさせること。

これらを組み合わせ、
意図して使い分けることで、
あなたが思い描いたヴィジョンに相手を巻き込み、
相手を変え、相手を動かすことができる“確度”が上がるはずです。

一方、実はこの3つは、相手に“あるシンプルなこと”を
引き起こすためのものとも言えます。

その、あるシンプルなものとは何なのか。

私自身、それをまだ体得していないので、
これから実践の中で得た成果を、
また別の機会に共有したいと思います。

今回もお読みいただき、ありがとうございます!

 – 海東

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