売上げUP・シェア拡大をしたい
利益を14%増しにする方法
From:海東和貴
ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルのラウンジより
経営者と決算書の関係。
経営者にとって「決算書を読める」というのは
全く必須スキルではないと思っています。
決算書は、「会社のお金の流れを把握して適切な経営判断をする」ための
ツールのひとつであって、「それを読める」ことが必須ではない、
と捉えた方が良いと思っています。
お金の流れを正確に把握すると、どんな良いことがあるか。
ひとつに会社の「利益を増やすための方法」が、
わかりやすくなります。
例えば会社の「粗利率」を2%引き上げると、
会社に残る利益は、何パーセント増えるのか?
ということが見えやすくなります。
会社の「粗利率」を2%引き上げると、
会社に残る利益は、何パーセント増えるのか?
についてぱぱっと考えると「2%!」と導き出してしまいがちですが、
実際はもっと多いです。
一例として、粗利率 80%、労働分配率 50%の
デザイン事務所を取り上げてみます。
計算しやすいように、数字をシンプルにします。
200万円の契約を、年間に50件、
コンスタントに成約させている会社とします。
年間売上、1億円。
粗利率が80%ですので、粗利益は8,000万円です。
労働分配率が50%なので、人件費は4,000万円。
その他と合わせて、固定費は6,500万円。
(計算しやすいように、シンプルな数字にしています。)
よって、会社に残る利益は、1,500万円です。
粗利率を2%引き上げて82%にすると、
1億円の売上に対して、粗利益が8,200万円になります。
外注費は下がりますが、固定費は変わりません。
よって、本業から得る利益は1,700万円。
先の1,500万円に対して、14%増しです。
粗利率を2%引き上げて、利益は14%増し。
もちろん、粗利率を引き上げることによって、
残業などが増え、固定費が上がることも考えられますのが、
お金の流れを正確に把握すると、
売上目標や、会社利益の把握がわかりやすくになります。
そして、もっとシンプルに予算計画を立てられるようになります。
– 海東
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