新製品・新事業を開発したい
ビノッド・コースラさんの言葉
From:海東和貴
丸の内のオフィスより
サン・マイクロシステム社の創立者のひとりとして知られる、
ビノッド・コースラさん。
彼が、スタンフォード大学経営大学院の講演会で話した言葉に
「挑戦して失敗するのは良いけど、挑戦することに失敗してはいけない」
というものがあります。
挑戦して失敗することは良いけれど、
挑戦することに失敗してはいけない。
例え話をします。
ある日、深夜にあなたが自宅で本を読んでいると、
停電のせいか家が真っ暗になりました。
なぜか、スマートフォンのライトもつきません。
辺りは、完全なる闇です。
(設定としてはやや強引ですが、
まぁ、そういうもんだと思って読み進めてください)
完全なる闇で、あなたが取れる行動は2つです。
ひとつは、そのまま時が来る(電気が復活する、朝が来る)のを
待つこと。
もうひとつは、手探りで闇の中を歩きながら
状況を打破・好転させるための道を模索すること。
時には足をぶつけたり、
階段から落ちたりすることもあるかもしれません。
これがプライベートであれば、
もしかしたら前者の選択をする方も多いでしょう。
一方、ビジネスにおいても
前者の選択をする方が多いのです。凄く。
朝が来て、辺りが明るくなるのを
つい待ってしまうのです。
これ、プライベートなら良いのですが、
ビジネスにおいてはかなりの痛手です。
だって、朝が来たら「みんなが動き始めてしまう」からです。
ビジネスにおいて前者を選択した場合、
既に「挑戦することに失敗している」恐れがあります。
電球などの家電だけでなく、発電から送電までを含む
“電力の事業化”に成功したことが最も大きな功績とされる、エジソン。
エジソンは、電球を発明するまで一万回失敗したと言われています。
ある記者に
「一万回も失敗したそうですが、苦労しましたね」
と訊かれたエジソンは、
「失敗ではない。うまくいかない方法を一万通り発見しただけだ」
と答えた、と言います。
有名な話なのでご存知の方も多いでしょう。
全くの暗闇でも、手探りで少しずつ歩みを進めていけば、
いつかは“どこか”に辿り着きます。
そして、全ての“間違った場所”を制覇したとしても、
その頃には目が慣れ、
あなたは正しい場所を見つけられる可能生が高いはずです。
ビジネスの領域において、つい
“暗闇が明ける”のを待ってしまっている分野は
ありますか??
コメント