その事務所は、洗練されていました。
モダンなデスク。
スタッフの椅子にもこだわりがみられ。
光が溢れる空間。
壁には落ち着いたデザインのポスターや絵画。
そして、空間に合わせて設計した本棚。
社長室も、同じでした。
壁一面の本棚。
雑誌のバックナンバーも並びます。
私は、クライアントである社長に訊きました。
お、この雑誌の定期購読しているんですね。
最近、面白い記事はありましたか?
すると、その社長は答えました。
「いや、過去のが溜まっちゃって、
全く読んでないんだよね。」
私は質問します。
「デザインとして、飾ることが目的?」
「飾りよりも、本当は読みたい?」
答えは、後者でした。
私は、アドバイスします。
「過去のもの、全部、捨てちゃったらどうですか?」
その社長は「えっ」と驚きました。
私は続けました。
「別に即断しなくて良いですよ。考えておいてください。」
1週間後、その社長から連絡を受けました。
「バックナンバー、全部、捨てました。」
私『最新号、面白い記事ありました?』
「ありましたよー。こんな特集がありまして・・・」
思惑は、正解でした。
「溜まっていることが原因」で「今」を読めないなら、
過去は捨ててしまった方が良い。
私はそう判断しました。
捨てた情報でも、
その人にとっていつか必要になったとき、
それらは別の形で、
きっとその人の前に現れます。
非常にシンプルな例ですが、
実はこういったことは日常に溢れています。
日記が続かない。
しばらく書いてない日があるから、面倒ください。
「書いてない日のことは忘れて、今日から書き始めて?
今後も、空いちゃった日は後から書かなくて良いから。」
これで、日記は続きやすくなります。
ダイエット。
毎日10分のウォーキングが続かない。
「昨日やらなかったことは忘れて、今日から新鮮な気持ちで始めて?
今後も、やらない日があったことは悔やまなくて良いから、
思い立ったら、やってみて?」
これで、その人は1年後には成果を掴んでいる可能性が高いです。
小学生の頃、風邪で 3日間学校を休むと、
復帰初日に「行きづらさ」を感じた経験はありませんか??
かなり雑な表現をしますが、
人は慣性の法則の中にいます。
過去の自分の行動に引きずられているのです。
引きずられるのも選択肢ですが、
望む未来が別の方向にあるなら、
果敢に過去は捨て去っても良いと私はアドバイスします。
本は最初のページから読まなくて良いし、
年賀状は「あ行」から書かなくて良いし、
受信ボックスにあるメルマガのタイトルをみて
「読みたい!」と思えば
前の日のものを読んでなくたってその日の分を読めばいい。
時に、連続性を意図的に壊し、
慣性の法則から離脱しよう。
– 海東
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