人材を強化したい
豆腐屋の話。
From:海東和貴
自宅の書斎より
先日、Facebook にて
「“億”の話があるんだけれど、興味ない?
もしくは興味を持ちそうな人と繋いでくれない?」
というメッセージを受け取りました。
私は
『場合によってはお繋ぎするけれど、
資料を全部、先に送ってくれる?』
的なことを返したのですが、それに対しては
「億の話なので、そんなにおおっぴらに出せない。
一度、会って話をさせてくれる?」
との応答。
『立場をひけらかす意図は全くなく、日々、
色々なオファーやお誘いをいただきます。
コミュニケーションの材料が全て、
テーブルの上に出ていない状態での面談や会議には
出ないことにしています。』
と返し、この話は終わりました。
そう。
経営者には多くの“儲け話”が舞い込んできます。
ある地域で聞いた話ですが、
儲け話を持ってきては「億だ、兆だ」
と言っている人のことを「豆腐屋」と呼ぶそうです。
(豆腐一丁、二丁と、“兆”をかけている意図です)
新鮮な情報が大好きな経営者は、
興味を持ってしまいそうなものも多くあります。
これらをどう振り分けたら良いのか、
考えた時期がありました。
まずは「必要な情報が全て揃っているのか」ということ。
自身の判断に必要な情報が、全て目の前に出揃っているか。
これが、第一の条件です。
そして、第二の条件。
有名な投資家であるウォーレン・バフェットさんの言葉を思い出しました。
彼は「自分で理解できない会社には投資をしない」
というルールを堅く守っています。
これは、同じことが私たちにも言えるはずです。
全ての情報が目の前にある上で、しっかりと理解ができるのか。
お金の流れ、ビジネスモデル、そのビジネスの未来が
しっかりと思い描けるのか。これが、第二の条件。
そして、最後の条件は、
第一の条件と第二の条件が整った上で、
「リソースを適切に配分できるのか」という点に注目します。
自身の時間、スタッフの時間、そして、お金。
これらのリソースを、新しい「儲け話」に乗ったあとでも、
適切に配分することができるのか。
これを考えることが重要です。
今現在、メインで取り組んでいるビジネスで既に忙しく
時間がもっと欲しい状態なのに、
新しい「儲け話」で更に時間やお金を使うとなれば、
二兎を追う者・・・、となり、結局両方とも中途半端になる恐れがあります。
他、色々な切り口がありますが、
舞い込んでくる“儲け話”に適切な判断をするために、
まずはこの3つの条件をクリアすることが重要、と考えます。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
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