From：海東和貴
日本橋のカフェより

今から10年ほど前でしょうか。

私が、私の師匠のひとりである
伊藤守さん（株式会社コーチ・エィ代表取締役会長、
ディスカヴァー・トゥエンティワン代表取締役会長、
株式会社キャッチボール・トゥエンティワン・
インターネット・コンサルティング代表取締役会長）
＊役職名は当時
に出会った初期の頃。

ある日の彼とのセッションに
何かひとつ“軸”をつくるために、
考えたことがあります。

それは「自分は何のプロフェッショナルだった
と言われて死にたいか」というアイディアです。
自分が死んだあと、後生に
どのように語り継がれることを望むのか、
思考を結晶化させようと思いました。

その過程で、友人や仲間に訊いて回ったんです。

「あなたが死んだ後、何て言われて
語り継がれたい？
何のプロフェッショナルだったって言われたい？」
と。

回りからみればかなり変な人だったとは思いますが、
変な人になりきったおかげで
もの凄く大きな収穫がありました。

人それぞれ
本当に色々な方向性の価値観で
生きているんだな、と感じました。

何と言われて後世に語り継がれたいか。
本当に多くの見解を聴くことができました。

生き様を残したい人、
仕事での成果を語られたい人、
プライベートの振る舞いで語り継がれたい人、
子どもとの関係性、
夫婦の関係性、
そして、社会にどのようなインパクトを与えたかという点。

色々な価値観があります。
人の数だけ正義があると言われますが、
それを心の底から理解したような気がしました。

あなたは、あなたがこの世を去ったあと、
周りに何と言われてたいですか？？
「あの人は○○の人だったね」の
○○にどんな言葉が入りますか？？

すぐに入ったとしたら、もの凄いことです。
素晴らしいことです。

○○に言葉が入らず、
とても真剣に長い時間考えてくれた人も
多くいます。
するっと入ったとしたら、とても素敵。
そして、その○○が
「あなたが生きたことによって世界が変わった様」にまで
落とし込まれて言葉が入れられたとしたら、
それはとても尊いことです。

あなたが生きた結果、世界がどれだけ良くなったのか。
それが例え小さな領域であったとしても、
小さな分野であったとしても。
あなたが生きた結果、
世界が少しでも良い方向に進み、
それが人々にも語り継がれるとしたら。

それ、あなたの仕事を通じて実現しましょう。
サポートします。