経営者にとっての、効率の良い思考法。

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生産性を上げたい

経営者にとっての、効率の良い思考法。

From:海東和貴
自宅の書斎より

色々なことを切り分けて考えると、
とてもスムーズに物事が進む話。

例えば、ブログやメルマガの記事を書く、
という作業。
「記事を書く」というアクションを、因数分解します。

これは色々なところで伝えていることなので、
ここでの説明は省略しますが

「テーマを決める」
「記事を執筆する」
「記事を編集する」

という3段階に分けて考えることで、
それぞれのパフォーマンスが飛躍的に向上して、
結果として全体にかかる時間が減るというもの。

この因数分解を、
少し違った部分で改めて行ってみてほしい、
というのが今回の記事の主旨です。

どこを分けてほしいかというと、
「考える」ということと「行動する」という部分。

例えば「ビーフストロガノフをつくる」
というタスクがあったとします。
料理に明るい人にとっては簡単かもしれませんが、
私にとっては未知の世界。
「どうやって完成させるのか」ということを
思考するだけで割と時間を使ってしまうはず。
ここで、「行動」しながら「考えて」
プロジェクトの道筋を立てるとすると、
とても効率が悪いのです。
ブログと一緒です。
まずは「行動」の部分を分離して、
先に「考える」。
どうやって作るのかを考える。

考えた結果、
下記のタスクに因数分解できたとしましょう。

1.    玉ねぎを薄切りにし、
牛肉は食べやすい大きさに適当に切って
塩コショウで下味を付け、大さじ1の小麦粉をまぶしておく。

2.    お湯にブイヨンを入れて溶かし、
スープを作っておく。

3.    鍋ににんにくとバターを入れて火にかけ、
香りが出たら牛肉、玉ねぎ、
小麦粉大さじ2も加えて中火で炒める。

4.    玉ねぎがしんなりしてきたら
「2.」のスープを少しずつ加え、
更にケチャップ、中濃ソースも加える。

5.    弱火にして、時々混ぜながら10分程度煮込む。

6.    最後に生クリーム(又は牛乳)と
お酢を加え、更に3分程度煮込む。

7.    バターライスやパスタ等を添える

ここまで分解できると
「考える」作業は概ね終えているので、
あとはこのリスト通りに作業を進めるだけで良い状態になります。

経営者は、多くの「プロジェクト」を抱えています。
それを週に1度、書き出す作業を取ってほしいのです。
書き出した結果「ビーフストロガノフをつくる」のような
塊の大きいアクションが含まれていた場合、
それを因数分解してほしいのです。

これができると、
その1週間は機械的に目の前のタスクを
消化していくだけで良いようになり、
パフォーマンスが飛躍的に向上します。

きちんとこれをやった週と、
やっていない週で、
自分のパフォーマンスにかなりの違いを感じるはずです。


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