人材を強化したい
ゲーム
From:海東和貴
丸の内のオフィスより
先日、こんな文章を読みました。
* * *
会社の親睦会でバレーボールをするとき、
同僚10人は一瞬のうちに結束を固め、
目標に向かって一致団結をする。
ところが、その10人が職場に戻るや、
そのまとまりはまったく見られなくなってしまう。
これはなぜなのか。
チャールズ・A・クーンラット / リー・ベンソン著作
『スコアをつければ組織は動く』
* * *
この文言で、私は一気に引き込まれました。
「確かに・・・!」と思ったのです。
私は、会議の進行役を担うことが多いです。
その際に、意識していることがあります。
それは
• 会議において
「今の時間は何をは話題としているのか」を
全員が理解していること
• その時間
が「アイディアを広げる時間」なのか
「何かを決定する時間」なのかを明確にすること
• 参加者全員が
「今、その会議で何が起こっているのか」を
しっかり理解できるよう、
ホワイトボードを活用すること
などです。
言葉を替えれば、
「いまその時間において、
参加者全員が“どんなゲームに勝とうとしているのか”
を全員がしっかりと理解している状態をつくること」
に焦点を当てている、とも言えます。
冒頭の話に戻りましょう。
会社の親睦会のバレーボールにおいては一致団結するのに、
職場に戻るとそれが解けてしまう、という状態。
前者は、“どんなゲームに勝とうとしているのか”が明確なのです。
とにかく、点を取って相手に勝つこと。
これしかありません。
一方、職場においては
それぞれの人がそれぞれのゲームで戦っています。
いかに効率的に仕事をこなそうかと考える人
いかに上司に“評価”してもらえるかを気にしている人
顧客からのクレームがないように注意を払っている人
自分らしい働き方を貫こうとしている人
いかに営業成績を上げるかに注力している人
戦っているゲームがこんなにもばらばらだと、
一致団結するのはかなり難しいです。
では、どうすれば良いのか。
共通のゲームをつくりスコアカードをつければ良い。
減点式の採点ではなく加点方式の採点表をつくります。
そのスコアカードは“他者との比較”ではなく、
飽くまで“過去の自分”と“最近の自分”の
パフォーマンスを比べるために使います。
いうなれば、ゴルフのスコアカードのようなものです。
弊社でも導入していますが、
これがかなり良い効果をもたらしています。
(弊社でどんな成果が上がったのかは
タイミングがあればどこかで共有します。)
あなたのビジネスにおいて、
あなたと、あなたのスタッフがスコアをつけるとしたら、
どんな要素に注目するとパフォーマンスが上がりそうですか?
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