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「どうもMacです。」の台詞が生まれた訳を知ってる?
From:海東和貴
神田のスタバより
あのCMは、今でも覚えています。
私が好きなラーメンズの、
片桐仁さんと、小林賢太郎さんが出ていたCM。
「どうもMacです。」
「こんにちはパソコンです。」
このCMは、世界中で放映されました。
(もちろん、キャストは各国で違います。)
あのCMを通じて、
Apple が仕掛けたことは何だったのでしょう。
下記のイメージをご覧ください。
要は、Macだって、パソコンなんですよ。
パソコンというカテゴリーの中に、Macがあった。
本来は。
そこを分離させて、Mac というカテゴリーを
創出したわけです。
パソコン・カテゴリーの中には、
東芝、レノボ、ソニーなどのブランドがうようよしています。
我々ユーザーは、それらのブランドそれぞれについては、
何となく把握しています。
でも「ソニーのVAIO」のエントリーモデルと上位モデルの差だったり、
機能の違いなんて、よくわからないんですよ。
一方、Mac・カテゴリー。
このカテゴリーにはうようよしているものがありませんから、
多くのユーザーは「MacBook Air」「MacBook Pro」「iMac」などの、
各製品についての名前を知っているわけです。
私がクライアントに対して使う言葉で、
「マーケティング」と「フルフィルメント」
という言葉があります。
マーケティングとは、顧客との約束。
フルフィルメントとは、その顧客との約束を守るためのあらゆる施策です。
先に製品があり、それを「どう売ろうか」ではなく。
「どんな価値を顧客に提供しようか」と考え、
それを実現するために製品を創る。
フルフィルメントが先ではなく、
マーケティング先。
世界的に有名な企業は、
この順序で仕組みをつくっています。
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