事業基盤を強化・再編したい
スピード感がほしいとき
From:海東和貴
丸の内のオフィスより
懐中電灯を持った男が歩く。
ぐおんぐおん、と重点音が響いている。
湿気のこもった空間。
眼鏡は曇り、喉は潤ったような感覚。
蒸気で若干の息苦しさを感じる。
男は、慎重に進む。
この湿気の根源は何なのか。
何が蒸発しているのか。
* * *
物事に取り組んでいるとき、
何となく「成果」を掴むための
スピードが足りないと感じたり、
世界が自分に同調して動いてくれないと感じたり、
むしろ上手くいかないことを人のせいにしてしまったり、
そんなときに、考えると良いことがあります。
お湯。
99度のお湯。
手を入れたら火傷しますし、
人にかけたら凶器にもなります。
でも、あと1度上がって100度になると、
その水は蒸気に変化します。
蒸気に変化すると、
発電所のタービンを回し、
機関車を動かし、
途端に世界に与える影響の範囲が広がります。
99度の液体では、
タービンは回らないし、機関車も動きません。
1度の違いで、ここまでの変化があります。
成し遂げたい何かがあるとき、
この1度を意識して動くと、
成果の出るスピード感が遥かに増します。
影響範囲が広がるので、
世界もあなたの味方となって動いてくれます。
冒頭の男の話に戻りましょう。
懐中電灯を持って、暗闇をさまよう男。
彼は、自分の中に「100度」に蒸発させる
力の根源を持っています。
ただ、それが何なのを見失ってしまいました。
成果が出にくいとき、
多くの人は、何かを見失っています。
そんなときは原点に立ち返り、
自分の中の「力の根源」を探し出し、
その上に発電タービンを再配置することで、
世界への影響力が増します。
力の根源を探すにあたって、
ひとつ、質問をします。
“あなたが、全てを犠牲にしてでも成し遂げたいことは何ですか?”
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
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