新製品・新事業を開発したい
妄想してハッピー?
From:海東和貴
丸の内のオフィスより
何度かお伝えしたので「またか」と思われるかもしれませんが、
私は、子どもの通う小学校でPTAの代表をしています。
31歳のときに就任しましたので、保護者からしたら、私は「若造」です。
話を聴く気にもならないでしょう。
毎月の定例会議において、会長挨拶があります。
もとより、私が「長い挨拶」が苦手であるため、
事前に紙に挨拶文を纏めて、「本日の挨拶は紙面に代えさせていただきます」
と一言で終わらせていました。
そうすれば、私の話を聴く気はなくても、
暇なときに目を通して読む人もいるかな、と。
その流れの中で、こういう挨拶文を発行したことがありました。
子どもの妄想に共感してみては?という、
ひとつの切り口を与えることを意図したものでした。
子どもに限らず、ご自身の創造的な、
クリエイティブな心を羽ばたかせるために、
今日はあなたに読んでもらおうと思いました。
* * *
さて、儀礼的な「挨拶」というものが苦手なので、
今回から、昨年に続いて何かしらのテーマに沿って挨拶できればと思っています。
私は事業の一環で子育て支援メディアを運営しています。
全国のママ、4,000人に読まれているメルマガを執筆していたこともあり、
その中から、特に反響の多かったものも含めてお話しできればと思います。
突然ですが、妄想ってしてますか?
ある法則について書きます。
エミール・クーエさんという、フランスの「自己暗示法の創始者」が発見した法則です。
彼は、薬剤師をした頃に、ある法則に気がつき、
その後、自己暗示法による診療を始めました。
エミール・クーエさんの発見した法則、「エミール・クーエの法則」です。
法則1:意思と想像力が争えば必ず想像力が勝つ 。
法則2:想像力は意志の力の二乗に比例する。
法則3:意思と想像力が一致すればその力は和(+)ではなく積(×)である。
法則4:想像力は誘導が可能である。
言葉の絡み合いが複雑なので、敢えて簡易化します。
漫画『ドラえもん』にこんなシーンがあります。
「オモイコミン」という道具の出てくる回。
部屋で寝っ転がっているのび太。
ドラえもんが話を聞くと、
「やるべき事はたくさんあるんだけど、
どうせ巧くいかないからそれならはじめから何もしないことにした。」
みたいなことを言います。
ドラえもんは怒ります。
のび太に畳の「へり」の上を歩かせ、その次に「ブロック塀」の上を歩かせようとします。
しかし、のび太は怖がって落ちてしまいます。
「畳のへりよりも幅があるのだから、
畳と思いこめばいい」と「オモイコミン」という薬を飲ませると、
のび太には塀の上が畳のようにみえ、スイスイと高い塀の上を歩いていく、という描写。
まさに、これです。
出張で急いで出かけなければいけないのに、
ニュースでみた「墜落」の映像が頭をちらつき、
搭乗の際に足が震えるといったことも、これ。
意思をもって何かをしようとしても、想像力がネガティブな方向に働くと、
意思力よりも、圧倒的に想像力の方が強く働く、ということです。
つまり逆に言えば、想像力を全開にすれば、
あなた(と、世界)は、その想像力の方向に傾くということです。
良いイメージを強くつくれば、人生は変わります。
そして、もっと言えば、この「良いイメージ」は、人に語ってこそ、
実現までの道のりが短くなります。加速します。
この世界は「他者との関わり」の中で出来ています。
ひとりで生きていける人は(恐らく)いません。
つまり、他者を巻き込んだ人ほど人生は好転し、動きます。
自分勝手な、自由な想像をしたら、どんな未来が見えて来ますか??
お子さまの妄想に共感し、
時に、保護者の妄想もお子さまに聞かせてみてください。
友人や仲間に話してみてください。
きっと、面白い化学反応が起きるはずです。
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